【運営事務局主催/実施レポート】2021年9月15日㈬・16日㈭「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム」公認ファシリテーター養成講座を開催しました!

【運営事務局主催/実施レポート】
「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム」オンライン版養成講座を開催しました!
▪ライト(1日)コース 9月15日㈬
▪スタンダード(2日)コース9月15日㈬・16日㈭

皆さん、こんにちは!
SDGsアウトサイドイン運営事務局です。

9月養成講座の報告をいたします。
今回のレポートは、➀参加された皆さんの声々と、②本ビジネスゲームの新しい視点、③振り返りの内容を中心にレポートさせていただきます。

参加者は「ライトコース」が3名、「スタンダードコース」が2名で、合計5名の参加となりました。

■1日目(ライトコース・スタンダードコース共通)

ファシリテーターは渡辺徹さん、橋本長武さんです。

はじめに「ショートチェックイン」、そして「チェックイン」でスタートしました。
本ビジネスゲームにかける期待や思いをお話しいただきました。

<ショートチェックイン/皆さんからの声々>

・SDGsを自社のメニュー化している。広めていきたい。
・自社でSDGsをスタートしました。浸透のツールとして使っていきたい。
・SDGsは共通言語として広まっていくと思うので学びたい。
・今後SDGsアウトサイドインが主流になるのは間違いないと思う。
・ファシリテーターとしてできることをやっていきたい。
・いろんな地域、いろんな立場の方が参加されていてお話を聞くのがとても楽しい。

 

<チェックイン/SDGsとの出会い、この場に至るまでの道のり>

・SDGsは自社のもう一つの柱になるのではないかと思う。そのためにはアウトサイドイン、 
 バックキャスティングを学ばなければならないと思った。
・事業計画にも盛り込まれ、変わってきたと感じる。生活の中でも取り組んでいきたい。
・一人ひとりが自分ごとにするために導いていきたい。
・お客様の社員向けにSDGs研修を行った。より具体的に学びたい。
・SDGsのマークから知った。それを使用したいとお客様から要望があるが、SDGsとは何か。自分の言葉で伝えられるようにしたい。
・SDGsの知識は伝えられるが、本質が伝えられない。アウトサイドインには、解決しようとする意識を感じる。
・一緒にサステナブルな社会を気づいていきたい。

それぞれ、SDGsを自分ごとにすることが求められているようです。

<主宰者あいさつ>

主宰者あいさつとして葉坂さんから、「本質を学ぶのはカリキュラムではなく自分であることを認識してほしい」、「個人があるから会社がある。本質は自分」といった本質論から、本ビジネスゲームの概念についてのお話がありました。
とても重要なところです。この深い理解があってはじめて「SDGsアウトサイドイン」を自分ごとにできると言えます。

<アウトサイドインの狙い、形になるまで、ゲーム型研修がなぜ効果的か、>

橋本さんをファシリテーターに、アウトサイドインの目的やゲーム型研修の効果について説明がありました。

<ファシリテーターの心構え、産み出したいもの、など>

ファシリテーションとは、促進であること。振り返りをすることで価値観や考え方に深い気づきをもたらす、良いファシリテーションの一歩は安全・安心の提供を意識することなど、
ファシリテーションとは何かについてお話がありました。

<SDGsが生まれた背景、アウトサイドインは企業に生まれた機会、事業創造の概念、SDGsは未来地図など>

渡辺さんがファシリテーターとなって、SDGsは人の活動の増加、地球の限界などを背景に人々の意識にパラダイムシフトが生じているなかで、アウトサイドインは企業に生まれた機会であることの説明がありました。
さらに事業創造の概念やSDGsには予測される未来と創り出す未来が描かれていることのお話がありました。予測された未来の事例も興味深いものがありました。

<SDGs Outside-inカードゲームのファシリテーターができること、カード準備と配布など>

カード配布と準備や、ルール説明等を、動画を見ながら学んでいただきました。
そしてファシリテーターとして認定されたあとにできることについて、共有しました。
オンライン版のサポート体制についての説明がありました。

<振り返りのポイント>

「振り返り」はどんな事前準備をしたらよいか、どんなパターンがあるか、フィードバックの方法や技術について学びました。
その上で大切なことについて渡辺さんから、カードゲーム体験を終えて「半分」である。
どう振り返り、どう活かしていくか。カードゲームにしばられることなく、皆さんそれぞれがデザインしていってくださいとのお話がありました。不安だとつい知識武装をしてしまう、カードゲームの世界から出られていない、参加者の気づきのためには介入することも必要といったコメントもありました。重要なポイントです。

1日目のプログラムも終了間近。

皆さんからチャットに感想や質問をあげていただきました。いくつか紹介します。

・引き出しが増えたような気がしています。実践で試してみます。
・他のゲームと比べて勝ち負けが明らかになりますね。勝った負けたという意識になるのはゲームの目的から外れてしまうと思います。どんな声掛けがよいですか。
・振り返りが大変重要なことがわかりました。一番経験が必要なところですね。
・振り返りでどのような気づきを共有できるかが研修のゴールなので丁寧に行いたいと思います。

<ワークショップのアイディア>

ある社会課題を解決するために、アウトサイドインの考え方で強制的に発想してみるというワークショップに全員1チームとなって取り組みました。

<1日目まとめ、ライトコース修了・認定証授与>

いよいよライトコース終了です。ライトコースの受講資格として「専門家の方」(他の教育の資格を持っている方など)、SDGsを企業導入したいと強く思われている方々、教育者、関係組織人の方としていますが、皆さん背景は様々です。
また持論も持たれています。
それぞれ自身のフィールドで、「SDGsアウトサイドイン」を顕現していただくために、主宰から「アウトサイドイン」について、「ファシリテーション」について、そして認定ファシリテーターの皆さんへの期待をお話しました。
さらに「アウトサイドイン」は行動学であり、教育事業として開講していることを再度確認しました。
ライトコース3名の方に認定証がお渡しされました!
皆さん、ご活躍を期待しております。

※Peatixの申込みページ「イベントの詳細」の「こちらの資料」に講座開催の趣旨を記載していますのでお読みください。
https://outside-in.jp/event/211021/

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■「スタンダードコース/2日目」
本日のテーマは「SDGsアウトサイドインの本質を考える」です。2名の受講生お2人との内容の濃いやり取りのスタートです。

<1日目の感想と2日目にかける期待>

はじめに、1日目の感想及び2日目にかける期待についてお話しいただきました。

・今までは、カードゲームの伝えるテクニックの学びと考えている節がありましたが、伝道者となることを意識します。
・同期の受講メンバーに恵まれました。2日目のプログラムに大きな期待があり、2日目だ
 けでも受講したいと思っていました。
・運営本部の講師の方々が1名ではなく、数人でご指導いただき、安心感と安心感がありました。
・ゲームのやり方や強制発想マトリックスはすぐに使えそうです。

 

お2人とも、しっかりポイントをつかんでいただきました。

<本ゲームを最大限に活かすために、事例研究・課題の提示>

2日目のメイン講師は葉坂さんです。本ゲームを最大限に活かすためのオリジナルな学びです。
はじめに「SDGs 私の10年後のありたい姿」という課題が示され、本日の学びのなかでその内容を深め、明らかにしていくというスタートを切りました。また、「ありたい姿」に反映すべき3つのポイントが示されました。さらに、価値と目標の関係性について分かりやすく説明されました。
そして本ゲームが生まれるきっかけとなった真のリーダーと言える「一人の人生の先輩との出会い」、さらに「30秒のファシリテーション」の意味するところについて学んでいただきました。
次は「原因と結果」について、“あなたはSDGsとのかかわりでどんな行動をしますか?”と行動することの重要性のお話がありました。原因をつくったから結果がある。世界はつながっていることの本質でもあります。
さらに、「SDGsを企業に導入・浸透する方法」についてSDG Compassステップ3の「目標を設定する」に対応する新しい価値の提案がなされました。

受講されたお2人から、自身の「気づき」や感じたこと、質問が出され、それに対して
一つずつ一緒に解いていきました。「ご自身の考えの確立が重要である」ことが共通の気づきでした。

<問いを立てる、ビジネスゲームの5つのゴール>

渡辺さんの進行で、「問いを立てる」ワークショップを行いました。1つ目の問いは「参加者にどんなメッセージを投げかけたいですか?そしてどのような問いを立てますか」。
2つめの問いは「ゲームでの気づきを現実世界に役立てるとしたら、どのように自分の仕事や組織の考え方、価値観を変えていくことができるでしょうか?」というものです。
お2人からは、参加者に考えさせることができそうな問いが出されました。

次に「ビジネスゲーム5つのゴール」について説明がありました。
当初、本ゲームのゴールが「売り上げの多寡で順位を決める」だったことから、疑問や違和感がありましたが、それを超えるゴールの設定と活用について説明がなされました。
パラダイムシフトの真っただ中にあり、価値観がどんどん変わってきていることを日々実感しているなかで、「アウトサイドイン・アプローチ」の専門家集団としての新しい提案です。

直近の「体験ワークショップ」で、この5つのゴールを体験した公認ファシリテーターの方から、『シビレル!』と言っていただいた、価値ある変化です。

<ありたい姿の発表>

いよいよ「10年後のありたい姿」の発表となりました。お2人からより具体的で、心を打つ発表が行われました。感動が広がりました・・・。

<公認ファシリテーターの皆さまに望むこと、認定証授与>

最後に葉坂さんから「SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲームに込めた念い」についてお話がありました。
その内容は「原因をつくれる人になろう」ということばに集約されると言えます。

ご受講の皆さま、お疲れさまでした。一緒にいい時間を共有することができました。ありがとうございました。

ライト(1日)コースを修了されました皆さま、時間をつくって、ぜひ、2日目をご受講ください。
企業への導入・浸透を推進するためには2日目のプログラムでの学びが力を発揮します。
ご参加の際は、運営事務局にご連絡ください。info@outside-in.jp
皆さまのご活躍をお祈りいたします。

■今後の「体験会」・「養成講座」の開催情報
公式ホームページ/https://outside-in.jp/events/
新しいSDGsアウトサイドイン・アカデミーサイト/https://next.outside-in.jp/