はじめに
世界、そして日本の経営環境は大きく変化しています。2015年9月、世界の150を超える加盟国首脳の参加のもと国連持続可能な開発サミットが開催され、その成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。このアジェンダは、宣言をかかげるとともに、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」を設定しました。
翌2016年から毎年、世界各国の「SDGs達成度ランキング」が記された「持続可能な開発報告書」が発表されています。日本は、2016年18位、2017年17位、2018年15位、2019年15位、2020年には17位と下降、2021年18位、2022年19位、2023年21位と下降を続け、2024年の今年は、過去最低順位だった前年から3ランク上がりましたが、目標ごとの達成状況をみると、ジェンダー平等や気候変動対策など5つの目標が前年に続いて「最低評価」となっています。世界の先進国を自負している日本には思いもよらない内容と順位ではないでしょうか。
遡ると、2019年の暮れにはじまった新型コロナがもたらした変化は甚大であり、これまでの様々な常識を覆し、社会や人の意識、経営環境が激変、これまでの日常が通用しなくなりました。
経営環境をみると、2021年に世界経済フォーラム(WEF)が開催したダボス会議では、テーマとして、「グレート・リセット」を掲げました。これまで社会を構成してきた様々な仕組み・制度・慣習を、“いったんすべてリセット”することを意味していました。その視点は、マクロ的、ミクロ的、そして、個人にまで迫るグレート・リセットで、気候変動や格差拡大、人間らしさの喪失といった視点に留まらず、それを解決できずにいる既存の社会・経済システムは、持続可能性を失っていると指摘しました。まさしく、コロナ禍は、私たち人間社会の内面にある難問の数々を顕在化させました。
企業とSDGs
SDGsとは「Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)」の略称で、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成する行動計画です。2015年9月の国連サミットで採択され、2030年に向けた17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲット、232の指標で構成されています。
SDGs最終年(2030年)に向かって、企業のSDGsの取り組みが加速しています。
企業行動指針「SDG Compass」 社会課題を解決する「アウトサイド・イン・アプローチ法」
ビジネスを成功させようと思えば、タイムマシンにのって未来に生き、未来で何が起きているか見れば良い。映画やSFの世界ではたまに取り上げられる題材です。この空想の世界の産物だった未来を見るためのヒントが私達の身近に存在します。それがSDGsなのです。
SDGsは未来地図という話をしましたが、SDGsで示される169のターゲットには、「このままで行くと2030年には地球はこうなっている」という危機的予測を「人類の活動でこの持続可能な水準までもっていこう」という意思が込められています。
SDG Compassの目的は、企業がいかにしてSDGsを経営戦略と整合させ、具体的目標に落とし込んでいくか、その指針を示すことにあります。
SDG Compassでは、企業がSDGsに最大限貢献できるよう5つのステップを提示しており、そのステップ3「目標を管理する」に、「アウトサイド・イン・アプローチ」が出てきます。
「アウトサイド・イン」とは、直訳すると、「外から内へ」、つまり環境的、社会的起点で目標を設定して企業活動を行なうこと。対する「インサイド・アウト」は「内から外へ」。
企業起点で目標化し、結果として環境的・社会的影響がもたらされるという考え方です。
どちらのベクトルも必要ですが、内部中心的なアプローチを取る今日的なあり方、つまり「インサイド・アウト・アプローチ」では、もはや環境的、社会的な課題に十分対処することができない。
世界的な視点から、何が必要かについて外部から検討し、それに基づいて目標を設定する「アウトサイド・イン」アプローチが必要であると推奨されています。
つまり「起点」をどこに置いて未来を描くかが、重要な違いです。
私たちは、この環境的、社会的起点で企業の未来を描く「アウトサイド・イン」アプローチによるビジネス創出を広めていこうと、「アウトサイドイン」シリーズとしてビジネスシミュレーションを開発し、提供しています。
どのような背景からSDGsは生まれたのか
ものごとが生まれるときには、必ずそれが生まれた背景があります。
どのような背景からSDGsの考え方が生まれたのか紹介します。
SDGsが生まれた背景のひとつに急激な人口増があります。
2022年現在で約79億人の世界総人口は、2022年11月15日に80億人に達し、2037年90億人、2057年100億人にまで成長すると予測されています。
昔は地球という大きな懐の中で、経済活動、社会活動は小さなものでした。
多少ムチャをしても、地球が吸収・再生産してくれました。
しかし、人口増に伴い地球環境の中でのヒト活動が占める割合がどんどん大きくなった結果、地球が吸収、再生産する範囲を超えてしまったと言われています。
18世紀から19世紀に起こった産業革命以降、人類は木々を際限なく伐採し、生態系の歯車である動植物を絶滅へと追いやりました。これにより、世界各地の様々な生態系が壊されています。
その影響度を示すのが「エコロジカル・フットプリント」。人類が活動するために必要な地球の面積を表したものです。すでに地球1個では足りない状況にあり、地球全体のエコロジカル・フットプリントはバイオキャパシティーの1.7倍。今の生活を維持するには1.7個分の地球が必要であるとなります。
「エコロジカル・フットプリント」の対義語が「バイオキャパシティー」で、生態系が生み出す資源のことで酸素や食糧などになります。お金で例えれば、エコロジカル・フットプリントが「支出」で、バイオキャパシティーが「収入」と考えられます。そして支出が収入をどれだけ越えているかを見れば赤字具合がわかります。
国別のエコロジカル・フットプリントをみると、先進国では大きく、途上国では小さくなる傾向があります。
日本は世界の38番目に大きく、2017年のデータをみると、世界平均の約1.7倍にあたり、世界の人々が日本人と同じ生活をした場合、地球が2.9個必要になります。
SDGs 3つのビジネス
シミュレーションゲーム
Outside-in® /Great reset®/Earth shot® 2023 開発の背景と概要
(1) SDGs Outside-in(アウトサイド・イン)
※2019年5月ローンチ
◆ 開発の背景
SDGs経営の、スタンダード(基本・導入版)版。
SDGsをテーマに、先行して開発されたカードゲームには世界を舞台に本質理解を促した「2030 SDGs」、国内を舞台に具体的なプロジェクトを題材にした「SDGs de 地方創生」があります。これらのゲームを活用したSDGsに理解はある一定の進捗を見せて来ました。
そんな中で企業が次のステップを踏み出していくにはどうすればいいのかとの声が大きくなっていました。
そこで2019年5月に開発したのが、「SDGs Outside-in」カードゲームで、企業の方々に体験頂き、SDGsの考え方を自社の事業に取り入れ、事業変革を起こしていくことを目的としました。
アウトサイド・インの名称について説明しますと、アウトとは「社会」を、インは企業や組織を意味します。これまでのビジネスアプローチでは、企業が自社の製品・サービスの強みを生かしてマーケットを開拓する「Product out」や市場のニーズに合わせて製品・サービスを開発する「Market in」が主流でした。「Outside in」はこの「Market in」のベクトルを伸ばすことで、「社会のニーズ」に応えようというものです。つまり「社会課題の解決を起点にしたビジネス創出」を意味しています。
SDGsという概念を活用して、もっとパワフルに世界をよりよい方向に変えていく導入版ツールとしての位置づけです。
◆ 主な対象
- 一般社員、次世代リーダー、新入社員、サステナビリティイベント等参加者
- 専門家(他の教育の資格を持っている方など)の方で、SDGsに関わるセミナー、ワークショップなどを行いたい方。
◆ 本講座で学べること
「Outside-in(アウトサイドイン)」とは、新たな事業を創造し、社会に価値を産み出すために必要な考え方(=アウトサイドイン・アプローチ)を、ゲーム体験を通じて学ぶ。社会で起きた実際の課題を事例研究し、解決策を考え新事業創出を実現していく学びを目的としたビジネスシミュレーション。
◆ 提供方法
「体験ワークショップ」企業研修やイベント時の催事にアレンジ可)開催
「SDGs Outside in」公認ファシリテーター養成講座
(2) ESG/SDGs Great reset(グレートリセット)
※2021年10月21日試行版ローンチ
◆ 開発の背景
2015年9月、国連総会で国連加盟国193カ国すべてが賛同して「SDGs」を採択されたことで、2030年に向けて世界が進むべき方向性が明らかになりました。同年同月に日本の年金積立金管理運用法人「GPIF」が国連責任投資原則(PRI)に署名し、2017年7月にESG投資の運用を開始しました。国内企業の環境変化もどんどん加速していきました。
同じく2015年1月、世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」で「プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)」が紹介されました。SDGsは、プラネタリー・バウンダリーの範囲内で世界の繁栄と包摂的な社会の達成を目指す、すべての国のための世界で初めてのロードマップであることが認識され、2017年には、「ドーナツ経済学が世界を救う」(ケイト・ラワーズ著)が発表。「経済学」の新たな形が提言されました。今では、この「ドーナツ経済」が主流であると言われています。
「ESG/SDGsにどう取り組んだらよいか、よくわからないが、グローバルの企業に求められるから何とかしなければならない」等との声が聞かれていきました。そしてコロナ禍へ突入。2021年の「ダボス会議」のテーマが「グレートリセット」でしたが、開催は見送られました。「世界がよりよくなるように、経済・社会・環境などに関するしくみを一度リセットしよう」という意味が込められていました。
この混乱の真っただ中の2021年10月21日に「ESG/SDGs Great reset」をローンチしました。
「ESG/SDGs Great reset」は、名前が表す通り過去をリセットしてESG/SDGsの価値感で事業活動を行なう体験ですから、産みの苦しみに何度もさらされますが、受講された方々の気づきも、企業研修で導入された企業様にとっても、得難い貴重な学びとなっているようです。経営・新事業化のシミュレーションの繰り返しにより、経営者、社員一人ひとりのグレートリセット(ESG/SDGs思考への転換)へと導くプログラムです。
◆ 主な対象
- 経営者、経営企画室・ESG/SDGs/サステナビリティ担当者、次世代リーダー、新事業開発メンバー等
- 専門家(他の教育の資格を持っている方など)の方々で、ESG/SDGs に関わるテーマで、経営者、幹部・リーダー向けセミナー、ワークショップなどを行いたい方。
- ESG/SDGsを導入・浸透・定着したいと考える企業・団体の担当の方。
◆ 本講座で学べること
持続可能な社会づくりのためには社会の枠組みそのものを見直し、未来からバックキャスティングして最適な経営を行うためのアプローチを体験し学べるビジネスシミュレーション。思考の習慣づくり、脳力開発でもあることから、100回試みることをお勧めしています。そのためにエクスペリエンス・AIサーベイもご用意、数か月から年間単位でサポート、深い学びを得ることができます。
◆ 提供方法
オンライン上でいつでも24時間、一人でも参加できるビジネスシミュレーション。
「体験ワークショップ」、「公認ファシリテーター養成講座」を開催。
◆ 詳細
詳細は、Great reset特設ページ ( https://great-reset.outside-in.jp/ ) をご覧いただくか、運営までお問い合わせください。
(3) 気候変動対策シミュレーション「SDGs Earth shot(アースショット)」
※ローンチ準備中(詳細はお問い合わせください)
◆ 開発の背景
2012年春に出版し、「リオ+20(2012)」で各国代表に手渡しされた「プラネタリー・バウンダリー」
(Big World Small Planet:Abundance withn Planetary Boundaries)の著者の一人である
J.ロックストローム(ベルリン在住。地球システムの研究者)が2021年1月に「地球の限界(BREAKING
BOUNDARIES The Science of Our Planet)」を著しました。
新しい世界観、つまりプラネタリー・スチュワードシップ(責任ある地球管理)―プラネタリー・バウンダリーの範囲内でグローバル経済を回そうと提言しています。
アースショットとは、「地球の視点で考える」こと。アースショット構想とは、地球の回復力を積極的に高める経済を実現する〝21世紀のサバイバルガイド″であり、今後6年間の私たちの使命です。これには全員の参加が必要です。「気候変動対策シミュレーション」で、責任ある地球管理者としての自分を、体験して頂きたいと考えます。
◆ 主な対象
- 13歳以上の社会人を想定…学校で、家庭で、企業内で、自治体・団体・地域社会で。
- 企業の方々で、経営者、経営企画室・ESG/SDGs/サステナビリティ担当者、次世代リーダー、新事業開発メンバー、一般社員、新入社員等、全ての構成員に。
- 専門家(他の教育の資格を持っている方など)の方々で、ESG/SDGsに関わるテーマで、経営者、幹部・リーダー向けセミナー、ワークショップなどを行いたい方。
速報版はこちらから
◆ 本講座で学べること
政治・経済・情緒(市民意識)を考えながら、サステナブルな生き方に挑戦する内容。物語は、2070年にはじまる。
…あなたは2070年から1991年にやってきたタイムリーパー。自らの生命と歩みを共にする母なる地球。精一杯Earth shot思考を試みるが地球温暖化は止まらない。2030年までの歴史の事実を知り、未来を紐解くヒントを学びながら、サステナビリティ/ESG/SDGsの生き方にチャレンジする。劇的に変化していく目の前の地球に最善の取り組みをドラマ仕立てで学べるシミュレーションです。
◆ 提供方法
- 体験ワークショップ開催(リアル&オンライン)
- 「SDGs Earth shot」公認ファシリテーター養成講座(オンライン)
- 13歳以上の社会人に誰でも提供できる方法を近日公開予定。学校で、家庭で、企業内で、自治体・団体・地域社会で体験が可能になる。
※一人でも、グループでも、大勢でも体験が可能。
企業研修のご提案
2019年5月の「SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲーム」のローンチから、当初構想したSDGs3つのゲーム&ビジネスシミュレーションが、2024年8月「気候変動対策シミュレーション・アースショット(Earthshot)」をもって完成しました。
2023年はSDGs最終年(2030年)までの「折り返し点」。社会課題を解決する「アウトサイドイン」アプローチから、現実とサステナビリティ経営のジレンマを垣間見る「グレートリセット」。そして、気候変動対策シミュレーション「アースショット」。
この3つのゲーム&ビジネスシミュレーションで、未来への道筋を疑似「見える化」体験し、それぞれの「アースショット(地球起点思考)」を導いていって頂きたいと考えています。
全員参画のプログラムとして、ぜひ、「SDGs3つのビジネスゲーム&シミュレーションOutside-in® / Great reset® / Earth shot®」を、年間プロジェクトとして導入されることをお奨めいたします。
企業契約プランを導入
2024年9月から改めて新規スタートする養成講座では、従来「個人契約」だった制度に加え、「企業契約」を導入します。サステナビリティ経営や人的資本経営が重要な時代、単なる研修担当部署の位置づけではなく、企業理念、パーパス、ミッション・ビジョン・バリューなどに精通した講師人財の育成や関連情報の蓄積、人事異動等にもフレキシブルに対応できるようにご支援するためで、多人数及び年間サポート、コンテンツのアップグレードなどが可能なリーズナブルな安心プランです。初期費用、プラス毎年度のサポート費、受講者数のシステム利用料のみで可能になりますので、社内のサステビリティ浸透・推進計画に合わせてご活用いただけます。お名前での登録制ではなく、人数枠の登録で、コンテンツリニューアルやバージョンアップにも対応致します。
※詳しい資料をご用意しておりますので、運営本部 (info@outside-in.jp) まで、お問合わせください。
サステナビリティ経営における「社会価値の創造」へ
「社会価値創造」企業として、サステナビリティ社会実現の一員になる。
2019年に「SDGs アウトサイドイン・ビジネスゲーム」をローンチして以来、社会課題解決を起点としたビジネス創出と定義して企業研修や、公認ファシリテーター養成講座等の活動を展開してまいりました。時代が刻々と変化していく中、「アウトサイド・イン」、「グレートリセット」、「アースショット」と3つのビジネスシミュレーション・ゲームが整った 2024年9月を機に、私たちは「社会課題解決」から、それを社会の価値へと根づかせる「社会価値創造」コンテンツと位置づけて、さらに一歩進めて提案させて頂きます。
「社会価値創造」とは、言わば「アウトサイドイン・ビジネスゲーム」、すなわち社会課題の解決を起点としたビジネス創出の49事例・疑似体験から、さらに社会の新たな価値創出、そして、サステナビリティ社会づくりのために、具体的に一歩、二歩と歩み出すためのより現実的な数字と経営分析グラフなどを伴った疑似「見える化」体験できるビジネスシミュレーションと位置づけます。
「社会価値創造」へ、どのような姿勢で取り組むのか。私たちは「アウトサイド・イン」、「グレートリセット」、「アースショット」の3つのゲーム&ビジネスシミュレーションを言わば、さなぎが蝶になる「3種プラン」と位置づけ、この3種を体験して頂くことによって、新しい社会価値を生むことができる一員へと変革していく道筋と考えます。
「社会価値創造」が目指す先は、サステナビリティ社会です。サステナビリティは「持続可能性」が正式な和訳として用いられていますが、語源から辿ると「下から支えて維持する力」という意味を持つと言われています。
「サステナビリティ」という言葉が世界的に使われるようになったのは、1987年に国連内部に組織されていた「環境と開発に関する世界委員会」が発表した報告書「我ら共有の未来 (Our Common Future)」で、「持続可能な開発 (Sustainable Development)」という表現が用いられてからのことです。この委員会の委員長が当時ノルウェー外相のグロ・ハーレム・ブルントラントさんだったことから、この報告書はその後「ブルントラント・レポート」と呼ばれるようになります。このレポートで、持続可能な開発は次のように定義されました。
持続可能な開発とは、将来世代が彼らのニーズを満たすために必要な能力を損なうことなく、現行世代が自らのニーズを満たすことができるような開発。
その後、1992年に開催された地球サミットで世界的に広まり、2015年に国連で採択された「SDGsへと繋がっていきました。
このように、サステナビリティはもともと環境保護の文脈で用いられる言葉でしたが、このステップを経て、近年では企業が果たすべき社会的責任と結び付けて語られることが増えています。企業には、自社における目先の利益だけでなく、環境や経済等に与える影響を考慮した事業活動が求められているという解釈です。
国連の公式文書SDGsコンパスに記載されている公式用語「アウトサイドイン・ビジネスアプローチ」を名称として「SDGs×ビジネス」という、企業セクター向けとして世界をより良い方向に変えていくツールとして開発した「SDGs アウトサイドイン・ビジネスゲーム」。2021年、世界経済フォーラム、通称ダボス会議で世界がよりよくなるように、経済・社会・環境などの仕組みを“いったんすべてリセットしよう”との意味を込めた「グレート・リセット」を名称とした『ESG/SDGs グレートリセット』ビジネスシミュレーション。そして全人類に共通の課題である気候変動を自分の人生と重ね合わせて学ぶ、気候変動対策シミュレーション『アースショット』。
私たちは、これらの疑似「見える化」体験を通して、この地球上に暮らしながら、何世代にも渡って平和で幸せに持続可能な人間生活を営むことが出来るにはどのように生きたら良いのかという「サステナビリティ社会の価値創造」を問い続けます。
参考資料
1.「SDGs進捗レポート2023」
一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン (GCNJ)
公益財団法人地球環境戦略研究所 (IGES)
2.「Earth for All」(万人のための地球)
監修:竹内和彦
公益財団法人 地球環境戦略研究所 (IGES) 理事長
2022.11.30発行 丸善出版
3.地球の限界/温暖化と地球の危機を解決する方法
オーウェン・ガフニー、ヨハン・ロックストローム
2022.2.26発行 河出書房新社