SDGsアウトサイドイン
カードゲームのコンセプト

SDGsについて学ぶことができるカードゲームはいくつかあります。
例えば、イマココラボ社が提供する「2030SDGs」はSDGsの本質理解を目的としたカードゲームです。

また、issue+designが提供する「SDGs de 地方創生」は海外で起きている問題や社会課題だと遠く感じられてしまう。という方を対象に、国内で起きている課題をSDGsの視点から「なぜ起きているか」理解し、「どのように解決していくか」を考えていくためのゲームです。

上記2つのゲームは既に、行政や高校・大学などの教育機関、企業などで幅広く活用頂いておりますが、SDGsアウトサイドインカードゲームは、より『企業』に焦点をあて、企業が直面している社会課題をSDGsの視点を活用しながらどう解決していくか。また、世界が直面している課題に企業がどのように寄与できるかを学ぶことができるカードゲームとして開発いたしました。

本ゲームを体験することで、次の3つの目的を達成することができます。

  • すべての事業者に訪れる新たな事業機会(アウトサイド・イン)について学ぶ

    1.すべての事業者に訪れる新しい事業機会(アウトサイドイン)に関して学ぶ

  • 自社 自分がアウトサイド・インを実現するために保有しているピース必要なピースを知る

    2.世界が直面している社会課題に、企業(自社)がどのように貢献できるのか知る

  • アウトサイド・インを実現するための第一歩を踏み出す

    3.自社が保有しているピースを知り、統合して新たな事業を生み出すきっかけを掴む

ルール・進め方

各プレイヤーには、ゲームを通じて実現したいこと(=willを記したカード)を配布し、チームには、会社固有の財産(アセット)とノウハウ(ソリューション)、そしてプロモーションのカードを配ります。

これらのカードの組み合わせでゲームを進めていきます。

ゲームの基本概念 1
新規事業のタネを生み出す

各チームが固有に保有する企業としての財産 (アセット)とビジネスを生み出すのに必要なノウハウ (ソリューション)を組み合わせて、新たな事業を創造します。

ゲームの基本概念 1 新規事業のタネを生み出す

ゲームの基本概念 2
事業を認知・拡大する

新事業は創造しただけではお金になりません。事業の認知を広め、大きくしていくことで初めて資金が得られます。事業の認知・拡大にはプロモーションカードを使います。

ゲームの基本概念 2 事業を認知・拡大する

\ ゲームはシンプルな構成 /

  • 1.

    場に配布された様々な社会課題のカードを読み解き、解決策を考えます。※解決策はアセットとソリューションのカードの組み合わせで表現します。

  • 2.

    見事、事業を通じた解決ができる場合、事業を立ち上げた証として、『新事業』カードがもらえます。

  • 3.

    新事業をどのように広めていくと効果的か考え、新事業カードとプロモーションカードをセットにして提出します。

  • 4.

    事業が産み出した価値や広まり具合によって対価が得られます。

振り返りを行い学びを深める

このカードゲームは、プレイして終わりではありません。
プレイ中に得た「気づき」を言語化し共有することで、学びが深くなります。
ゲーム終了後の振り返り時間が、本当の意味での気づきと学びの時間になります。

人と組織の現状という視点から振り返る

人と組織の現状という視点から振り返る

社会課題から新たな事業機会を見つける、といってもそれが得意な人もいれば苦手な人もいます。また、新たな事業機会を形にすることに長けた組織もあれば、苦手な組織もあります。その違いがどこにあるのか、ゲーム上で感じたこと、とった行動をもとに振り返っていきます。
アウトサイドインの実現を阻害しているのは、実は自分たちの価値観や思い込みに過ぎなかった、ということもよくあります。

自社・自組織での事業創造のきっかけを掴む

自社・自組織での事業創造のきっかけを掴む

自社が保有するアセットを洗い出し、SDGsの視点と絡めて考えることで、即興的に新事業を生み出すトレーニングを行います。同じ会社に勤めていても、多種多様な事業アイディアが生まれます。生まれたアイディアにさらに一工夫できないか。ゲーム中に利用したカードも用いながら考えることで発想が更に広がります。

体験者の声

ゲームをやっている最中はSDGsについて考えることもなくただ夢中にゲームをやっていましたが、終わってから、「リフレクションシート」での振り返りやファシリテーターのお話等を通して、SDGs達成のために我々がアクションすべきことや心構えや身に着けることなどいろいろ考えさせられました。また自分の人間性についても反省する機会になりました。「顧客起点」ではなく「社会的課題起点」というのもイメージできました。社員がモチベーション高く働ける環境とは、ということなども考えることができました。

ゲーム終了の段階では、もやもやっと腑に落ちなかったことが、振り返りの説明を受けて非常に高い納得感を得て、腹落ちさせることができた。ゲームと振り返りのセットによって、次のステップに進むきっかけとなるのではと感じた。

カードゲームを使って、楽しく自分たちで考えて動くことが出来た。知識の少ない人でも取っ掛かり易そう。ゲーム後の振り返りが意義深い

自分たちの強みや弱みを考え、社会的課題を解決する為にどの様にすれば良いかを 考える事が出来、広報の大事さが分かる事が出来る。 また、慈善だけでなく事業につなげる為に、どの様にお金を使うと友好的なのか考えさせられる。 最初に提示されたプレイヤーカードをゲームの最中に頭の片隅においてはいたが、どのカードがマッチングされるのかだけを考えており、 最後にファシリテーターから、プレイヤーカードについて聞かれた時に、Society5.0の創造社会における必要な人材がどの様な人物なのかにも繋がり、 人材育成に有効的なゲームだと思いました。

今まで3種類ほどSDGs関係のゲームを体験しましたが、今回のものは飛びぬけてよかったです。おそらく、SDGs推進に関して課題となっている自分事、自分の会社事という視点において、腑に落ちる仕掛けになっていると思います。また、現実の世界(社会動向、社会課題等)をリアルに反映した内容となっており、かつゲームをする人のそれぞれのキャラ設定がされていることです。また、SDGsが掲げるパートナーシップの要素も多分に盛り込まれていることです。

3時間の研修があっという間に感じるゲーム研修でした。ゲーム自体は楽しく、その後の学びで点と点が線につながる感覚が心地よく、自社内でも活用できないかなと真剣に考えるきっかけになりました。ありがとうございました。

ゲームの中にビジネスマン(サラリーマン、起業家両方の)が必要な本質的な要素への気づきが隠されており、振り返りによってそうした要素をきちんと認識することができました。ありがとうございました。

体験ワークショップ/セミナーへの参加

事務局や公認ファシリテーターが主催する体験会/セミナーが全国各地で開催されています。
まず、こちらにご参加いただくことをお勧めします。

SDGsアウトサイドインを
企業研修として行いたい方

SDGsアウトサイドインカードゲームを利用した、企業研修を行っています。社内浸透やCSR、CSVの取り組みとして活用いただくことができます。

企業研修でSDGsアウトサイドインを利用するメリット

  • 1企業の新しい可能性であるアウトサイドインを社内に浸透させられる
  • 2SDGsそのものを体験として理解できる
  • 3チームビルディングとして活用できる