【養成講座実施レポート】「SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲーム」公認ファシリテーター養成講座を開催!(2月29日(木)開催)

皆さんこんにちは!
SDGsアウトサイドイン運営事務局です。

2月29日(木)オンラインで、「SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲーム」公認ファシリテーター養成講座を開催しました!今回は大学で教鞭を取られている方々に参加いただきました!

SDGs実践のキーパーソンに!
公認ファシリテーター養成講座でSDGs実践の第一歩を踏み出せるようになる!

 始めに「チェックイン」。皆さんがどんな背景で養成講座に参加されたのかを共有しました。その内容を、紹介しましょう。
「大学でビジネスゲームを使って学生に学びを届けたり、一緒にゲームを作ったり、企業と連携してビジネスゲーム研修を開発するプロジェクトを行なっています。企業版のSDGsのコンテンツということで、受講を楽しみにしていました。」

「SDGsの授業で、反応が良い人と全然わからないという人と、伝わり方に差がありました。アウトサイドイン体験ワークショップで、ゲーム形式でSDGsを理解し、その後の社会課題やシチズンシップなどの講義にスムーズに入れるコンテンツであると思えたので受講しました。」
と、学生により深くSDGsを理解してほしい、また更なる学びの基礎にしたいという背景を、共有していただきました。

次に、公認ファシリテーターとして重要な、「心構え」についてお伝えしました。
その一部を紹介しましょう。

ファシリテーターとはどのような人を指すのでしょうか。それは「促進」する人、とお伝えしています。ファシリテーター(Facilitation+ er)は、ゲーム参加者が得られる「気づき・知恵」を引き出し、行動へつなげる大切な役割です。
今回は学生を対象と想定して、事前の講義で学びのレベルを統一、学生の関係性を把握しておくと理解に差が出にくい、などのアイデアを、事例を共有しながら学んでいただきました。

ファシリテーターとは

 

次に、公認ファシリテーターとして必要なSDGsの基礎知識を確認の後、「アウトサイド・イン・アプローチ」法についてお伝えしました。
これは、国連が発行した、企業のSDGs導入の指南書である「SDG Compass」に記載されている公式用語です。その意味は、社会課題を起点に物事を考える、というものです。

詳しく説明すると、社会の課題を起点に、事業やビジネスを発想することで、現状の社会課題や、今は小さくても将来顕在化するであろう課題を解決し、事業やビジネスを持続可能な(=儲かる・継続できる)状態にする、事業で社会課題を解決する、という内容です「アウトサイドイン・ビジネスゲーム」の名称は、この「SDG Compass」の「アウトサイド・イン」アプローチを反映させたものなのです。

アウトサイドイン・アプローチ

社会課題解決の視点で、よく例に挙げられるのは、車のプリウスです。プリウスは1997年に発売されましたが、それは今後、地球温暖化が進むことを見越して開発され、結果、世界で最も販売台数の多い車となりました。いち早く社会課題に目を向け、解決に取り組むという視点で当時、プリウスはまさに「アウトサイドイン・アプローチ」を体現していたと言えます。

さらに、ファシリテーターとして質の高い学びを届けられるよう、様々な事例等を共有しました。

学びの質を決める、効果的な「振り返り」とは?

講座の最後には、ファシリテーターとして最も重要な「振り返り」のプログラムの共有です。「SDGsアウトサイドイン」はゲーム型のワークショップで、体験を通じてSDGsと企業の関係(新事業創造・経営との統合)を学ぶことができます。体験で得た学びを言語化し、共有する「振り返り」は、非常に重要です。

振り返りの1つのツールとして、「強制発想マトリクス」法の活用をお伝えしました。
強制発想マトリクス法とは、関心のある社会課題を設定し、その課題を解決する事業を「アウトサイドイン・アプローチ」法で創造するワークです。
解決したい社会課題を決めた後、個々の参加者が持つ資産(アセット)や解決策(ソリューション)、認知・拡大(プロモーション)を書き出します。「SDGsアウトサイドイン」に登場する考え方を元に、事業を創造する「アウトサイドイン・アプローチ」の学びを現実にも応用します。

今回テーマとした社会課題は、①少子高齢化による街の店舗減少と②少子化のために大学の定員割れや大学の減少、地域の教育格差でした。今回は既にSDGsや社会課題の解決に取り組まれていることもあり、
「学生が、自治体や都市の特色に合わせたアセットとソリューションで、自治体や都市との関連性の深いオリジナルSDGsゲームの創出」というアイデアが生まれました!

この養成講座で公認ファシリテーターに認定されますとオンライン、リアル両方とも自在に使ってSDGs推進に取り組むことができます。最近では、企業の研修担当者が養成講座を受講して、認定を受け社内の研修を自ら行う方々も増えてきました。ぜひ受講ください!(※養成講座受講の前に体験ワークショップを受講することが必要です。

体験ワークショップ・養成講座情報はこちら→(https://outside-in.jp/events/

体験ワークショップと公認ファシリテーター養成講座のご案内

体験ワークショップと公認ファシリテーター養成講座は毎月開催しています。ぜひ詳細をご覧ください!
「SDGsアウトサイドイン」をより深く知る→(https://outside-in.jp/about/)

<体験ワークショップ>
・4月3日(水)13時30分〜16時
・5月8日(水)13時30分〜16時
・6月5日(木)13時30分〜16時

<公認ファシリテーター養成講座>
・4月25日(木)10時〜17時
・5月30日(木)10時〜17時
・6月25日(火)10時〜17時