【事例紹介/取材レポート】SDGsアウトサイドインを活用した社内研修が開催されました!

話し手/湯木 佳代さん(社名は伏せさせていただきます。)

SDGsアウトサイドインを活用した、130人規模の大型社内研修の取り組みとは?

2023年11月に、SDGsアウトサイドイン公認ファシリテーターになられた湯木佳代さんが、SDGsアウトサイドインビジネスゲームを活用した社内研修を、合計6回実施されました。受講者は130人、「SDGsアウトサイドインビジネスゲームを活用した全体研修は、内製化でやろう!」と社内決定のもとで、情熱をもって取り組まれました。
事前準備から研修実施まで、その様子をお話しいただきました!

 

河谷(聞き手):
湯木さん、都合6回の実施、ほんとうにお疲れさまでした!今日はその準備から開催当日の様子まで、お伺いしたいと思います。
はじめに「SDGsアウトサイドイン」を、研修コンテンツとして選ばれた理由、そしてこれを導入したいと思われた良いところや期待感は、どんなことでしたか。

湯木さん:
昨年、体験ワークショップに参加しました。そこで、今話題のSDGs体験を、交流しながら学べるゲームだと知り、導入を決めました。自分のチームだけでなく、他のチームとも交流できることも大きなポイントでした。さらに具体的に言うと実例をもとにしたゲームで、勝敗をつけることができることも魅力でした。
開催当日は、会場でBGMを流したり、新事業が成立すると○✖の札を上げたりと、盛り上げながら取り組みました。

 

河谷:
SDGsアウトサイドインを取り入れた背景についてお話いただけますか。

湯木さん:
SDGsについて社内で推進していきたい思いがある一方、取り組むことへのハードルを感じている人が多い印象でした。
そこで、SDGsをしっかり学ぶというよりも、この体験で身近に感じてもらおう、何か小さなことでも取り組んでみようと思ってもらえることから始めようと考え、SDGsアウトサイドインビジネスゲームの体験は自社のレベル感に会っていると思えました。

 

河谷:
アウトサイドインを使った研修から得られると考えた良いところはどんなことでしたか。
それを参加者に理解してもらうために、どんなことを意識して研修に臨みましたか。

湯木さん:
目的が、「交流しながら学べる」ことでしたので、「交流」では、世代間交流や他部署間交流に気を配り、「学び」についてはレベル感を合わせるために事前に「ルール説明」を詳細に行い、はじめての人もルールがすんなり入っていくように配慮しました。
ゲームで割り振られる会社を決める際には実際の仕事と関係しているところを選び、少しでも自分ごとに感じてもらおうと気を配りました。

それから最後のまとめの部分は、学んで欲しいことが詰め込まれている魅力的な部分だと思いました。最終的にどんな形で、何を参加者に伝えられるかは、ファシリテーターの手腕にかかっていて、最後までのつながりを持たせることが、このゲームの魅力になっていると思います。

 

河谷:
皆さんに楽しく学んで頂くために、事前準備に取り組まれたのですね。
参加された皆さんの反応はいかがでしたか。

湯木さん:
準備は本当にギリギリまでやっていました。上司や他部署の課長さんたちに事前に取り組んでもらい感想を戴いて、より研修が良くなるよう反映させたりしました。

一番伝えたかったのは「アウトサイドイン」という考え方。「会社としてどんなことに気をつけないといけないか」ということでした。そして研修はどのように実務に活かすかが目的ですから、「自分でできそう」という考えになるのはうれしいですね。

 

河谷:
ファシリテーターを務められたのは初めてと伺いました。そして連続6回実施されたわけです。
相当力がついたのではないでしょうか。率直な感想を教えてください。

湯木さん:
「公認ファシリテーター養成講座」で、ファシリテーターとしての伝え方を教えて頂いたことが大きな収穫です。今まではファシリテーター力を知らないで研修していましたので、他の研修でも活かしていきたいと思います。今後、研修スタイルも変わっていくと思います。1回目は時間が伸びたり、課題が生まれましたが、6回目は結構仕上がったのではないかとひそかに思っています。

 

河谷:
湯木さんは、人事部の方とお2人で公認ファシリテーター講座を受講され、研修もお二人で乗り越えられたと伺いました。2人体制でどんなところが良かったですか。

湯木さん:
研修中はいろいろ対応に追われることもあるので、2人体制は心に余裕をもてますね。各チームからの質問に答えるのにも2人だと早く対応できるので、スムーズな運営につながりました。研修の設定にあたっても、これで良いかと疑問がいくつも出てきましたので、2人でやれてよかったです。

さらに今回は他部署の課長に集まってもらってリハーサルし、分かりにくかったことなどを聞いて修正するというステップも踏みました。実際は5人程度の体制でリハーサルは取り組んだことになります。

 

河谷:
素晴らしいチーム力の発揮ですね。成功しないわけがありませんね。
最後に、直面した困難や、感動的だった瞬間を共有して頂けますか。

湯木さん:
受講される皆さんがそもそも楽しめるか、皆さんにささるかが不安でしたが、皆さんから、「楽しかった」、「身近なことから取り組んでみたい」、「今後、社会課題を意識してみたい」と喜んで頂き、うれしかったですね。自分の成長にもつながりました。

自社のレベル感に合っていたこと、事例等が実際にあることをもとにしていることもインパクトがあったと思います。

河谷:
湯木さん、ありがとうございました!研修当日の様子が臨場感を持って伝わってきました。

 

聞き手/河谷陽水(SDGsアウトサイドイン運営本部)

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