【研修実施レポート】明治アニマルヘルス様での全社員研修として「SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲーム」を実施しました!

皆さんこんにちは!

11月9日(木)に、明治アニマルヘルス株式会社様の全社員研修で「SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲーム」を行いました!
本レポートでは、当日の全体の様子や、参加の皆さんの学び、会場の雰囲気などをお伝えいたします。

 

SDGsを知識と体験の両方で学ぶ、全社員研修!

当日は、明治アニマルヘルス様の社員約100名が年に一回、一堂に集う全社員研修の日。
全社員様へ、企業全体でSDGsに取り組みたいという、社長をはじめとした経営陣の思いがありました。

明治アニマルヘルス様は、以前からフードロスの削減や、古着・紙パックリサイクル等のサステナビリティ活動を行っていました。今後はより企業価値を向上させるという目標の基、SDGsを事業化して取り組みたいと考えていました。また研修では、参加者の皆さん全体のコミュニケーションやチームビルディングを促進しつつ、学びの要素もしっかりと盛り込んだ内容にしたいということで、「SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲーム」をご活用いただきました!

明治アニマルヘルス様は、動物用医薬品及び飼料の製造販売を行っている会社です。昨年(2022年)のコロナ禍の中設立され、ニューノーマルな社会で、動物の医薬品という分野で、SDGsの取り組みに力を入れています。動物と人間の共存をテーマとした「ワンヘルス・アプローチ」を意識されていることも相まって、皆さん集中して、また楽しんで研修に参加していただきました!
※ワンヘルス・アプローチとは、ヒトと動物、それを取り巻く環境(生態系)は、相互につながっていると包括的に考え、人と動物の健康と環境の保全を担う関係者が緊密な協力関係を構築し、分野横断的な課題の解決のために活動していこうという考え方。人獣共通感染症対策や薬剤耐性対策などで必要。

 

「SDGsアウトサイドイン」では社会課題を起点に事業を創造!

研修は、本部講師である橋本 長武(はしもと おさむ)さんと、アシスタントに公認ファシリテーターである徳永 憲司(とくなが けんじ)さんと私、河谷 陽水(かわたに ようすい)の3名で行いました!

まずは、橋本さんから、SDGsの概要をお伝えしました。その一つをお伝えしましょう。
SDGs(「持続可能な開発目標」)は、2015年の9月に国連サミットで採択された、国連加盟国193カ国が、2030年までに達成する行動計画。コフィー・アナン国連事務総長(1997〜2006)は、2007年7月の国連グローバルコンパクトの発表時に、「世界の経営者たちが持つノウハウや資源なしでは、国連の行動目標の多くは実現が不可能」と企業に協力を訴えました。

これまで、国連と企業は相入れないかのような存在として考えられてきましたが、SDGsを通じて国連から企業に協力を訴えたという点で、革新的でした。

SDGsは遠いもののように感じがちですが、企業、そして個人の役割を確認することができ、参加の皆さんが集中して傾聴していました。


講義に集中される社員の皆様

「アウトサイド・イン・アプローチ」とは?

SDGsの取り組みに欠かせない、私どもが行う企業研修の最大の特徴が「アウトサイド・イン・アプローチ」です。これは、社会課題の解決を起点にしたビジネス創出を意味し、国連の公式文書「SDG Compass」に記載されている公式用語です。


アウトサイド・イン・アプローチ

企業がSDGsの取り組みを行う際によく聞かれるのが、「どのように事業化すれば良いのかわからない」、「ボランティアの状態になってしまい、長く続けられない」という声です。
そこで発想の起点を「社会課題」に置き、自社の事業と結びつけてその課題解決を図る「アウトサイド・イン・アプローチ」で新たなビジネス機会を見出すことができます。

こうした基礎や応用について、橋本さんからの講義の後、「SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲーム」をプレイ頂き、学びを体験化していただきました。

「SDGsアウトサイドイン・カードゲーム」では、まずは企業の資産である「アセット」と解決策である「ソリューション」を組み合わせて、新事業の創造を行います!チームの皆さんで盛り上がりながら、どんな組み合わせをするか、考えます。

新事業の創造に欠かせないのが社会課題の存在。「アウトサイド・イン・アプローチ」でご紹介した、社会課題と事業の関係を、たくさんの組み合わせを試しながら習得していきます。どんな組み合わせにするか、どのチームも大変盛り上がりを見せていました!


事業創造の組み合わせを考える社員の皆様

組み合わせが決まったら、アシスタントファシリテーターへ持っていき、事業化できるかどうかをチェックします。事業の創造に成功したときの喜びに、思わず「やったー!」と皆さん声をあげ、駆け足でチームへ戻っていく様子が印象的でした!


事業創造に挑戦する社員様の様子

新事業を創造したら、今度は事業の拡大です。売上を立てるため、組み合わせを再度チームで考え、プロモーションカードを持って、アシスタントファシリテーターの元へ行きます。売上が立たない場合もあるので、緊張の一瞬です。
社会課題を起点に新規事業を創造し、事業を拡大して売上をつくる、アウトサイドインアプローチを試行錯誤しながら、楽しく体験で学んでいただきました!

 

「研修の学びと、体験の振り返り」の様子とは?

ここからは講師の橋本さんから、皆さんにどのような学びを重視してお伝えしたのかを聞いてみましょう。

研修の振り返りの様子

1.研修を行う上で、どのようなことを重視したのでしょうか。

今回の研修は、全社員研修ということで、特徴的だったのは社員や役員の方のみではなく、パートタイマーの方を含めて、会社に関わりのある全員が参加者であったこと、そして設立したばかりかつ、全国に支社があるということでした。

「SDGsアウトサイドイン」はゲームの初めに、チームごとにどのようなゴールを目指すのかを決めることで、振り返りの学びが深くなります。今回は、講師からゴールを提案するのではなく、チームごとに話し合って決定してもらいました。これは、これから明治アニマルヘルス様がSDGsに事業として取り組むことを意識して行いました。

また今回の研修では、SDGsの導入でしたので、学びを重要視しすぎると内容が難しくなり、参加の皆さんに理解してもらえない可能性がありました。また、ゲームを通じた関係づくりにも重点を置きたいという希望もお伺いしており、学びの側面とチームビルディングの側面の両方に気を配りました。

その上で、SDGsのこと、特に「アウトサイドイン・アプローチ」についての学びも忘れず、SDGsの知識をお伝えした後は皆様に体験で学んでいただけるようにゲームの進行中でも、たくさんお声がけをしました。新事業創造の時の社会課題の考え方や、そもそもどのような視点で取り組めば良いのか、「まずはやってみてください」や「社会課題の意味ってなんでしたっけ?」と声をかけることで、さまざまなチャレンジをしていただけたと思います。

 

2.ゲームが終わった後の振り返りが、研修の最も重要なパートです。振り返りではどのような意見が発表されましたか?

振り返りで皆様には下記の問いをお出ししました!
「ゲーム前に設定した個人の想いって、ゲーム中に意識できていましたか?」

あるチームから出た意見を紹介しましょう。(一部改変)

「ゲーム中では個人の思いよりも、事業がより成立しそうかどうかに集中してしまった」
「社会課題に焦点を当てず、自分の体験から発想してしまい、失敗が多かった。」
「役割分担をして自分のできることに集中した方が良かったのではないか。」
などが発表されました。

ゲーム前に個人の想いを意識していても、ゲーム中にはなかなかその通りには行動できないものです。ゲームで起きることは現実でも起きうること。普段の業務でも、社会課題や個人の思いを軸にして取り組めるかどうかの気づきを、皆さんにお伝えしました。

 

3時間半、「SDGsアウトサイドイン」を講義と体験で学んで頂き、熱気の中でまたたく間に時間が過ぎて行きました。社員の方々からは「充実した学びの時間で、満足でした!」との声々をいただきました。明治アニマルヘルスの皆さん、お疲れ様でした!