2024年9月30日(月)に福岡市天神で、公認ファシリテーターの阿部昭彦さんが、一般の方々を対象としてSDGsアウトサイドインを活用した、新ビジネス創出ワークショップを開催されました。阿部さんがまとめられた、当日の開催レポートをご紹介します!
当日は「社会課題を解決するソーシャルビジネス創出」をテーマに、
①「SDGsアウトサイドイン」を活用した社会課題解決のための新事業創出体験
②社会課題視点の新ビジネス創出ワーク
の2部構成で行われました!
社会課題起点の新事業創出を体験するだけでなく、その後実際に事業を考えるワークまで行い、ゲームの学びを現実に存分に活かす研修の様子が伺えました。
※当日の様子をレポートして頂きました。
阿部さん、レポートの共有をありがとうございました!
公認ファシリテーターの皆さん、ぜひ参考にして頂ければと思います。
(※このワークショップは8月10日に発表しました「簡単プラン」で行われました)
皆さんぜひお読みください!
<阿部昭彦さんからのレポート>
※原文から一部内容を加筆して、掲載しています
社会課題起点で新ビジネスを発想しよう
SDGsアウトサイドインゲーム体験会
9/30月曜日、天神にある福岡市NPO・ボランティアセンターあすみんにて「新ビジネス創出ワークショップ〜ゲームで体験するソーシャルビジネス創出〜」を開催しました。
SDGs・サステナブル・エシカル・ESGといったワードが当たり前となった今、社会課題解決を起点とするソーシャルビジネスが注目を浴びています。
では実際に社会課題起点の新ビジネス創出はどのようにすればいいのか。
それをゲームを通して体験的に学ぼうというのが今回のワークショップのねらいです。
使用するゲームは「SDGsアウトサイドインゲーム」。
プレイヤーはそれぞれ異なる業種の企業として、自社の持つ経営資源やノウハウなどを駆使して新規事業の立ち上げにトライします。
アセットとソリューションの組み合わせに成功して新ビジネスを立ち上げることができれば、次はそれを効果的にプロモーションして収益につなげていきます。
新規事業立ち上げ、プロモーションにはそれぞれお金がかかるので、失敗すればどんどん資金がなくなっていきます。
失敗を警戒する気持ちが強くなると、どうしても「現実的な組み合わせ」を選びたくなります。
しかし「現実的」ということは、つまり現在すでにどこかで行われている事業ということ。
これでは「新ビジネス」創出にはつながりません。
ゲーム後の振り返りでは、社会課題起点の発想ができていたかどうかを確認します。
最初は社会課題を優先していたはずなのに、いつの間にか自分の持つ経営資源やノウハウから何ができるかというインサイドアウトの考え方で行動していたことに気が付きます。
そこであらためてアウトサイドインの考え方を確認して、最後に社会課題起点の新ビジネスを考えるワークを行います。
たくさんある社会課題カードから、自分が取り組みたいものを一つ選びます。
そして、その解決に役立つアセットカードとソリューションカードを選び、新ビジネスのタイトルと内容を考えます。
さらに、その新ビジネスを効果的に展開するためのプロモーションカードを3枚選び、具体的な進め方を書きます。
なかなかハードルが高いワークですが、参加者のみなさんは楽しく取り組んでくれました。
「魚を食べて海を守ろう!」「飲料需要予報」「みんなでおまとめ便」「安心安全な環境へいざ再起」「メタバース大奥」など、個性豊かでかつ実現してほしい新ビジネスがたくさん生まれました。
「ゲームを通して、自分が本当にやりたいことが見つかった気がする」と話してくださった参加者もいらっしゃいました。
ゲームで体験的に学ぶからこそ、自分ごと化して腹落ちして理解できます。
これからもこのようなワークショップを提供してまいりますので、ぜひお気軽にご参加ください。
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【一般社団法人SDGs未来ラボ】
http://sdgsmirai.com
<運営本部からコメント>
参加者のみなさんが社会課題解決の道筋を、「社会課題カード」「アセット」「ソリューション」のカードで具体的にイメージできたことで、新ビジネスの構想に繋がったと思いました!また解決したい社会課題を一つに絞ることで、個人の関心が発揮され、事業のユニークさに繋がったのではないでしょうか。
個人の興味や関心を引き出し、新事業創造に繋げるアウトサイドインの良さを体験して頂きました!