皆様こんにちは!
9月4日(水)オンラインで、体験ワークショップを開催しました。その様子をお伝えします!
現在と未来の社会課題に着目して、事業機会を見出す体験!
このワークショップでは、「アウトサイドイン・アプローチ」を体験します。
「アウトサイドイン・アプローチ」とは国連による企業のためのSDGs導入の羅針盤「SDG Compass」に記載されている公式用語で、「社会課題起点で企業活動や事業を行う」ことで、現在の社会課題や将来顕在化すると思われる課題に着目、事業機会を見出し、課題解決に事業で取り組みます。
では、ワークショップの様子をお伝えしましょう!
「SDGsアウトサイドイン」を、新事業創出で体験!
参加者はゲーム中に登場する企業(チーム)の社員として行動します。コンサルティング、運送、金融などの企業に所属し、社会課題を見据えて新事業を創造、売上を獲得しながら、事業活動を行なっていきます。
SDGsアウトサイドインゲーム体験!
ゲームでは、
①調査・検討タイム(8分)
②行動タイム(20分)
③決算タイム(2分)
の3ステップを前半・後半の2回行います。
- 調査・検討タイムでは、「社会課題」や「アセット」、「ソリューション」、「プロモーション」のカードを読み込んで、どんな組み合わせだと新しい事業が生まれそうか考えます。
- 行動タイムでは、調査・検討した組み合わせを実行し、課題解決を目指して新事業創造にチャレンジ。これに成功したらプロモーション活動を行って資金を獲得します。
- 決算タイムでは、新事業数と、獲得資産を前半・後半の2回集計します。参加者は全員同じ状態でスタートしましたが、後半の決算タイムではそれぞれ全く違った結果になりました!
- 振り返り
ゲーム体験の後は振り返りの時間です。
参加者の皆さんに、2つの問いに答えていただきました。1つ目:どんな気づきがありましたか?率直な気持ちをお話しください。
参加者から:
1)この組み合わせなら事業が成立するはず、と考えて臨むのもいいが、楽しむことも大事。社会課題を解決するためにこういう事業をやってみたいな、こんなふうに解決してみたいなと、ゲームを楽しんでやることも大事だという感想に感動しました。
2)自社のアセットとソリューションだけでは、自分がやりたい事業を想像できないことに矛盾を感じた。自社のソリューションだけでは成り立たないのだろうか。
3)前半は事業数も資産も順調に伸ばせたが、後半は急に成果を上げられなくなり、途中で社会課題を軽んじていたことに気づいた。継続的に成果を上げていくためには、視野を広げていくことが大事だと納得した。
4)社会課題を解決するために、新事業を創造するのは難しいと感じました。
5)自分がどんな事業創造に取り組んだか忘れてしまい、何度も同じことを繰り返してしまいました。次はメモをしながら取り組みます。2つ目:ワークショップを通して、1番の学びは何でしたか。
参加者から
1)自分が創造したかった事業が、他の参加者がすでに立ち上げていました。ライバルと感じるのではなく、すでに立ち上げてくれたことに「ありがとう」と感謝し、別の事業にトライしました。
2)社会の中で、課題を解決する難しさを感じられた。
3)学んだことを一つずつ紐解いてより深く理解したいと思った。
4)企業版だということですが、もっと広範囲に使えると思いました。例えばプロジェクトで共通テーマの選定や解決策を出し合ったり、NPO法人が次年度活動テーマをみんなで考える際にも応用できると思いました。
5)資金の多寡を競うのがゴールですが、独自のゴールを設定して取り組んでみたいと思いました。
他にも、”オンラインのせいか、Willカードが示す、社会の中の自分という意識をあまり持てなかった。どんな工夫が必要だろうか”、”ファシリテーション理念というか、自分の姿勢を明確にして取り組むことも必要だ”といったご意見も寄せていただきました。
参加されるメンバーの掛け算によって、もたらされる気づきや成果も多様であることを実感するワークショップとなりました。
皆さん、ありがとうございました。
<公認ファシリテーター養成講座のご案内>
- SDGsアウトサイドイン公認ファシリテーター養成講座の開催予定
・ 9月26日(木)10時〜17時
・10月24日(木)10時〜17時
・11月28日(木)10時〜17時
※「公認ファシリテーター養成講座」受講の前に、体験ワークショップの受講が必要です。(本部開催、全国各地の公認ファシリテーター開催のいずれかに参加)
- 体験ワークショップの開催予定
・10月 9日(水)13時30分〜16時
・11月28日(水)13時30分〜16時
・12月19日(水)13時30分〜16時
ぜひ皆様のご参加をお待ちしています!