■参加者の受講動機と課題意識
自治体職員の方、IT企業の方、大学職員の方、キャリアコンサルタントの方々の参加のもと、６月の養成講座が開催されました。
受講動機は様々。
「アウトサイドインや、バックキャスティングの考え方や具体的な手法を学びたい」、
「定年退職後、持続可能な未来のため、自分のできることを実行していきたい」、
「すでに公認ファシリテーター（以下、Frと記載）だが、開催にこぎつけていないので、再度学びに来ました」、
「公認Frだが、２日目を受講しに来ました」、
「体験ワークショップが楽しかったので受講しました」、
「人事部で採用担当しているが、学生からSDGｓについての問い合わせがみられる。ＳＤＧｓと企業は親和性が高いと思う」。
「SＤＧｓと企業について自信がないので学びたい」
■公認Frは次のような学びを提供する場を設けることができる。
公認Frは、本ビジネスゲームを使った有料・無料ワークショップをリアル版及びオンラ
イン版で開催することができます。
その認定を受ける講座が「SDGsアウトサイドイン公認Fr養成講座」というわけです。
ちなみに、本ビジネスゲームはワークショップ参加者に次のような学びを提供できます。
・事業創造にあたってSDGsの考え方を活用することで生まれる機会
・社会課題と個人の意思を起点として新規事業を構想する方法
・組織内外のリソース（資源・資産）を活用し、スピーディに事業を実現する方法
・個人や組織がしらずしらずの間に身に付けている事業創造に対するメンタルモデル
■公認Fr養成講座は「ライトコース（１日）」、「スタンダードコース（２日）」の２コースがある。
本養成講座は２日間で設定しており、１日目がライトコース及びスタンダードコースの１日目、２日目がスタンダードコースの２日目と開催しています。
公認FrとしてSDGsを確実に企業内に導入・浸透するための実践力を修得して頂くためのプログラムで、２日目はSDGsと企業の関係を概念把握や最新の情報やアウトサイドイン事例の共有、新事業を強制的に発想する思考法のワーク、問いのデザインのワーク、体験会での声に対するロールプレイング、Frの思考のおしゃべり、そして重要な「振り返り」のノウハウ等など、それぞれが自身のファシリテート力を磨く貴重な体験の連続でした。
■受講しての気づき・感想
折々にQ＆Aをはさみながらの充実した２日間でしたが、受講された皆さんからの声を紹介しましょう。
・同時に学んだ参加者の皆さんから学ぶことが本当に多い。
・どんな絆が広がっていくか、楽しみだ。
・知ることが行動のきっかけだ。
・傾聴することの大切さを実感した。
・モヤモヤしていたことがクリアになった。
・２日目のプログラム内容が想定外でとてもタメになった。
■運営本部から「30秒のファシリテーションの実践を」との激励が！
最後に、事業運営責任者の葉坂さんから「３０秒のファシリテーション」の激励の言葉がありました。
「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。一人でもリーダーとなろう。瞬時に自分の答えを持つ。自分の答えがあるから相手にも迫ることができる。そこで相手と自分の掛け算になれる。まず自分がやる。自分が一歩二歩と踏み出そう。」と。
また、運営本部ファシリテーターで進行をつとめた橋本さんからの「その場に一番ふさわしいファシリテーターは自分なんだ！」との言葉も、力強い励ましになったと思います。
皆さん、充実の２日間だったと思います。
公認ファシリテーターとして前進頂けますよう、これからも応援させて頂きます！
ありがとうございました。
■アウトサイドインビジネスゲーム「体験ワークショップ」及び「公認ファシリテーター養成講座」は、７月からの予定を延期し、秋口に再スタートします。
2022年秋、SDGsアウトサイドイン・シリーズ「グレートリセット」ローンチに伴い、
SDGｓアウトサイドインビジネスゲーム「体験ワークショップ」及び「公認ファシリテーター養成講座」をバージョンアップして再開します。
皆さん、ご期待ください！
『SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲーム』が2019年１０月にローンチし、早や３年目を迎えようとしています。この間、COVID-19に遭遇し、外出や経済活動が大きく制限される中で、リアル版に加えてオンライン版の提供を行ってまいりました。
この環境下でも公認ファシリテーターの皆様は180名余に及び、深く感謝に堪えません。
また、各地で集客が困難な中で体験ワークショップを開催してくださった公認ファシリテーターの皆様には心より御礼申し上げます。ありがとうございます。
SDGsの推進にあたって企業の役割が大きいことに変わりはなく、一層推進する役割を担おうと、『SDGsアウトサイドイン・ビジネスゲーム』に続いて２つ目のビジネスシミュレーションを開発し、今秋ローンチを目指しております。
７月、８月は、例年でしたら夏休み期間ですが、運営事務局としては、従来の「体験ワークショップ」及び「公認ファシリテーター養成講座」を、私たち自身が「グレートリセット」して、新しい組み立てと内容でご提供できるように構想し始めております。
ポイントは、学びの深さです。
ご承知のように、SDGｓ世界ランキングで、日本は19位になってしまいました。一つの原因は、企業の取組みが、社員一人ひとりに浸透・定着していないからではないかと考えています。
従いまして、当運営事務局では、一般的なSDGｓの知識習得のレベルではなく、より深い経営層・ビジネスリーダーが取組むコンテンツを目指していきます。
今後の進捗について、随時発信させて頂きますので、楽しみにお待ちください。