【運営事務局主催/実施レポート】 6月10日㈮SDGsアウトサイドインビジネスゲーム実施レポート

SDGsの考え方を活かしていくために、視点、価値観、生まれる未来に自覚的になる。
そして対話を通じて自らの価値観を新たな状態にシフトするための学び。

 

皆さん、こんにちは!
SDGsアウトサイドイン運営事務局です。
6月10日に開催した「体験ワークショップ(以下体験WSと記載)」の報告をいたします。
開催時間は、13:30~16:30の3時間です。

<SDGsアウトサイドインビジネスゲームとは?>
このビジネスゲームは、SDGsを理解したあと、企業が次の一歩を踏み出すために何を行えばよいかという課題に向き合うツールとして開発されました。
企業の方々に体験頂き、SDGsの考え方を自社の事業に取り入れ、事業変革を起こしていく第一歩として頂くことを目的にしています。
この体験を通して、SDGsの考えを事業活動に取り入れるにあたって必要となる視点・姿勢・行動を学ぶことができます。

<人類が直面する解決困難な問題を前に、ビジネスセクターの役割>
“『平和の維持や発展途上国への援助など、国連の日々の活動は、世界中でビジネスの機会を広げるのに役立っています。そして極めて率直に言うと、世界の経営者たちが持つノウハウや資源なしでは国連の行動目標の多くは実現が困難なのです。』
1997年~2006年まで国連の事務総長だったコフィ・アナンさんは、1999年のダボス会議でこのように述べました。そして「国連グローバルコンパクト」を発表しました。
このような思想のもとで、このアウトサイドインゲームが作られています。

<ゲームの流れ>
ゲームは「調査・検討タイム」と、「行動タイム」、「決算タイム」からなり、前半、後半の2期行います。

<ゲームのゴール>
今回は次の結果となりました!

<結果発表・振り返り>
同じような状況でスタートした各社ですが、振り返ると大きな違いが生じています。
なぜこのような違いが生まれたか、一人ひとり、そして各チームで話し合い、チャットで全員で共有しました。

<たくさんの気づきが共有されました!>
◎ゲームを終えて感じている感想・気づき

・失敗を恐れずチャレンジすることが大事かな。
・ありがちな、ありそうな組み合わせはダメだった。
・事業を作るだけでなく、その先のプロモーションが大切だと改めて感じた。
・チームプレイと個人の貢献、そういったものの大事さと発想の柔軟性の大事さを改めて感じた。
・事前にこのゲームのサマリーのようなものがあるとゲームの理解ができてスムーズに取り組めたかもしれない。
・プロモーションまで気を抜かないことの大切さを学びました。
・意外な組み合わせに驚かされました。
・プロモーションする先をしっかり見据えることが重要。
・役割分担で行動できたことが楽しく、学びになりました。
・チームの中の多様性が事業の成功に導く。
・事業が生まれるだけではまだゼロで、プロモーションをいかにうまくするかで利益が出る=持続的成長につながると感じました。
・新規事業創造の難しさを感じました。
・Pay forward. 大事にしたいと思いました。
・他社のリソースを調査する視点、目的意識を持つこと、交渉して広げていくことも大事だと学びました。
・どこで間違ったのか、フィードバッグをしつつ、自分たちの軸からずれないという点を守ることで、改善し続けられる企業になると感じました。
・事前資料をもっとよく読み込んでおくべきだったと反省。ゲームの進め方をもう少し深く理解していれば、SDGsと事業とのからませ方をより具体的に考えることができたと思います。
・売り上げの数字とカードの組合せにばかり目が行って、大事にしたい目標を忘れがち。
・掲げた理念のもとに事業創出したかったが、時間の制約と手持ちのカードに引っ張られました。現実でも似たようなことがあると思いました。

 

◎自身がこのワークショップで得られた一番の気づき

・アクションを起こすことの大切さ、仕事は楽しくコミュニケーションをとりながら進めることが大事だ。
・企業として何のために、チームとして行動しているのかを忘れてはいけないと感じた。
・カードの交換でも感じたが、お互いに顔を合わせてコミュニケーションを取ること、各企業の得意分野を協力し合うことで、よりよい社会を作っていけるのだろうなぁと強く感じた。
・考えるだけでなく、実際に行動に移してみることが重要だと気づきました。
・交流することで事業が拡大し、価値が生み出される。
・自分の役割を理解し行動すること。他社の動きを積極的に調査すること。
・行動が大切。動かないと何の結果も生まれないことを改めて感じました。そして、楽しむことが大切と感じました。
・チームの雰囲気がもたらす行動の意欲。
・自分たちの武器、強みという魅力をまず詰めることが大事だと感じました。
・社会課題を解決するために、他の団体や企業の強みや何ができるかなどをもっと知る必要があると感じた。
・決まった期間内に成果を出すためのスピード感への意識、相手に即決させる条件提示など、交渉の勉強にもなりました。
・目的意識が大事。パートナーシップこそゴール達成の近道。
・本来の目的を見失わないことが重要。
・もっと別の視点を持つことで、拡大につながっていくこと。
・視座を高く持つことで社会に役立つことも広がる。
・業績のよいチームは役割分担ができていた。善いリーダーがいたのでは?チームで仕事をするにはやはりそういうことが大事と再認識した。
・SDGsに関する理解・知識がある程度ないと難しかった。
・手持ちのカードの組合せ結果が意外なこともあったが、実際の仕事でもそういうことはあると思った。
・他チームがすでに起こした事業と被って失敗したケースがあった。ゲームでの周囲を見ることの大事さに気づかされた。
・じっくり考えるフェーズ、とにかく行動してみるフェーズのバランスも必要だと思った。

 

▪最後に、「個人がSDGsを始めるきっかけを作る」で締めくくりました。
SDGsの考え方を自らが関わる組織や社会に活かしていくために、ゲーム体験を通じて自
らのビジョン、視点、価値観、生まれる未来に自覚的になる。そして他者との対話を通じて
自らの価値観を新たな状態にシフトしていく。
アウトサイドインの取り入れることを学ぶ体験です。

6月受講の皆さま、お疲れさまでした!