【運営事務局主催/実施レポート】 「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム」オンライン版養成講座を開催しました!▪12月16日㈭・17日㈮

皆さん、こんにちは!
SDGsアウトサイドイン運営事務局です。
12月開催の養成講座実施レポートをお届けいたします。

ファシリテーションは、運営本部公認ファシリテーターの橋本さん、渡辺さんによる進行です。

今回はスタンダードコース(2日)、ライトコース(1日)合わせて7名様の参加でスタートしました。
そのうち4名が公認ファシリテーターの皆さんです。
「アウトサイドイン」に求める企業・社会のニーズや期待も刻々と変化しています。
そこで「変えるものと変えてはいけないもの」を見極めながらプログラム内容も検討し、共に考え、共に行動する内容へと進化させています。

新しくファシリテーターになられる方(以下、受講生と呼びます)にとっては「アウトサイドイン」の基本と応用を学び、既・公認ファシリテーターの皆さん(以下、卒業生と呼びます)にとっては常に進化している「アウトサイドイン」を学ぶ補講の意味合いをもっています。

「受講を検討する皆さまへ」

混合チームでの開催は、結論を先にお伝えしますと、大いに盛り上がりを見せました!Two -Wayの会話や質問が多く交わされ、一貫して熱量の高い養成講座となりました。

<1日目 午前>
午前のファシリテーターは橋本さんです。

講座内容の流れの説明のあと「チェックイン」。

受講生の皆さんからは、

・体験WSに参加して気づきが多かった。同じ体験をすることでディスカッションを広げることがとても有意義と感じたのでファシリテーターとして活動したいと思った。
・「SDGsって何だろう?に答えを出したい」などのお話がありました。
・社内のSDGs推進担当者として活動してきた。来年はもっと事業に取り込んでいきたい。

 

卒業生の皆さんからは、

・コロナで1年間やる機会がなかったので、再度受講し、広めていきたい。
・社内に「アウトサイドイン」の考え方を広めていきたい。
・SDGsが浸透してきていると実感している。学生と取り組んでいるが、経済のところは重要なので、特にカードゲームのあとの「振り返り」を学びたい。

 

葉坂さんから、開催のあいさつ

・「アウトサイドイン」の環境もどんどん変化してきている。SDGsの本質を追求しようと途中で「スタンダードコース(2日間)」を作った。
・物事は深い。SDGsを現象でとらえている人が多い。SDGsアジェンダの行間を読める人になりましょう。
・SDGsを志、使命レベルでお話しするか、そうでないか。聞いている人が判断する。
・「Will」カードをどうとらえるか。パーパス=存在意義を考えましょう。たまたま担当者になったのか、そこに使命があるか、どこまで深めるか、考えましょう。それが発信する者の責務だ。
・完全でなくても行動を通じて考え、さらに行動していきましょう!

 

制作の背景・ビジネスゲームの効果、アウトサイドインの狙い、など
1日目の午前は、「制作背景・ビジネスゲームの効果」、「ファシリテーターの心構え」、「カード準備と配布」、「カードゲームのルール説明・カードさばき」などのあと、「実施する意義」では、紹介された「参加者の声」に基づいて、次のような対話が展開されました。

・パートナーシップがとても大事だ。
・ゲームを始めると、他の人に意識が向かないこともわかった。
・ゲームをやっているとパートナーシップが薄れていく。
・自社の利益のために協調することというように取引関係になってしまう。
・未来の顧客のために貸し借りや交渉できるようになれれば・・・。

 

ファシリテーターの心構え

「特に重要視してください」と伝えられたのは「ゲームへの熱狂と現実世界との紐づけ」です。つまり、「産み出したいものは、現実と結びつけて振り返りをすることで、価値観や考え方に深い気づきをもたらすこと」。
ファシリテーターとしての力量が特に問われる場面です。

「チェックイン」、快・不快、それぞれが実践しているコツ
午前の締めは、皆さんが実践している快をもたらすコツを話して頂きました。

・以下に参加を促せるかだと思うので、話を振って答えてくれたら拍手で場を盛り上げる。
・体験を入れて話題を提供し、話しやすい雰囲気をつくる。
・自分から発信したい人を見つけることを心掛けている。そうすると次の人も続く。
・意見が出ない場合は、付箋に記入してもらって共有したりする。
・少人数でまず2人で話してもらって、全体で共有するというようにしている。
ファシリテーターの橋本さん、渡辺さんからも「快」をつくる配慮について、それぞれ行っていることを次の通り、共有しました。
・講演の際は、参加者の属性によって言葉を変えたり、言い回しを変えたりする。恥をかかせないことに配慮している。
・自身の表情に気を配っている。口角をあげておく、言葉にメリハリをつける。うなずいて聞く、まじめな話のときはまじめな表情をするなど、快のコミュニケーションをつくることに心掛けています。

 

<1日目 午後>
午後は、渡辺さんにバトンタッチです。

毎回同様、カード準備と配布、オンライン版利用案内、ルール説明&デモンストレーション、ルール説明・カードさばきを学ぶに取り組んだ後、振り返りのポイント、そして強制発想マトリクスに取り組みました。
強制発想マトリックスの活用のワークショップに取り組む
「社会課題」を起点に身近なアセットをどのように活かして社会を変えていくか、強制発想マトリクス発想法で取り組んでいただきました。

終了後、皆さんから、次のような感想が集まりました。

・会話をすることでアイディアが生まれていった。
・メンバーの1人にファシリテーターになってもらい、日常の活動からアイディアを引き出してもらった。
・つい発想が自社の範疇に陥りそうなところを、柔軟な発想の転換で実現可能性ではハードルがあると思うが実現したい!と思わせる内容に仕上がった。
・すべての課題がまさか1個のソリューションになるとは思わなかったので驚いた!
・一人ひとりのアセットが活かされたストーリーとなった。
・自分が提案した名称を取り上げてもらってうれしい!

 

最後に「認定式」です。新・公認ファシリテーターの皆さんから次のコメントを頂きました。

・アウトサイドインビジネスゲームは可能性にあふれていました。活用することにワクワクが高まって来ました!
・濃密な1日でした。気づきと学びをたくさん戴きました!いろんなところに先輩がたくさんいらっしゃるんだなと実感しました!

 

<2日目>
1日目同様、2日目もまた様々に意見や質問が飛び交う充実した時間となりました。
5名様の受講で、卒業生が中心の講座となりました。
チェックインでは、次のような声々が出されました。

・勉強しなくちゃいけないなと思った。今日はボロボロになろう。
・いろんなことを吸収できた。強制発想マトリクスのワークショップではワクワクする未来が創造でき、人に広げようと思った。
・いろいろな人に会えて刺激的な時間でした。
・SDGs研修にアウトサイドインの考え方を取り入れたい。

 

プログラムは次の内容で展開しました。
具体的な内容は受講された皆さんが得られるノウハウと考え、項目のみ紹介します。

(1) SDGsアウトサイドインのポイント
ドーナツ経済の提案。ゲームのゴール設定。メンタルモデルの自己変革が新しい時代を創る。「30秒のファシリテーション」など。

(2) オリジナル年表でSDGsを理解する
「SDGs&ESG年表」、「脱炭素年表」の説明。
時系列で付加されています。(テキストの1つとして提供)

(3) ワークショップ/SDGsクイズ(テキストの1つとして提供)
(4) ワークショップ「問い」をたてる・「問いのチカラ」
(5) 将来の夢・希望・ロマン 等の発表。

2日間とも、いつもに増して会話が行き交った熱い養成講座となりました。
皆さん、お疲れさまでした!ありがとうございました!!

■今後の「体験会」・「養成講座」の開催情報
公式ホームページ/https://outside-in.jp/events/
新しいSDGsアウトサイドイン・アカデミーサイト/https://next.outside-in.jp/