【運営事務局主催/実施レポート】8月20日㈮「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム」オンライン版体験会を開催しました!

皆さん、こんにちは!
SDGsアウトサイドイン運営事務局です。
8月実施の体験会(ワークショップ)の様子をお届けします。

北海道札幌市から沖縄県石垣市まで、10名様のご参加、5チームでスタートしました。
参加者の中には、すでに体験会、養成講座を経て、公認ファシリテーターになられた皆さまも含まれています。

このSDGsアウトサイドインビジネスゲームは回を重ねるごとに進化し、過去の参加者もバージョンアップしている様子を体験し、「SDGs×経営」の本質を考え直して頂きたいこと。そして何度も体験し、SDGsを経営に生かすという事は、その本質を自分ごとにするという事を再確認して頂きたいとの思いです。

▪メインファシリテーターは運営本部の橋本長武(はしもと・おさむ)さんです。

▪運営主宰の葉坂さんから、「バージョンアップしたプログラムを体験してください」ということと、「SDGsアウトサイドインビジネスゲームに込めた念い」について次のお話がありました。

・体験会、養成講座を毎月開催する中で、本ゲーム活用のニーズも社会情勢も変化してきている。
・経団連の第2回企業行動憲章に関するアンケート調査結果―ウィズ・コロナにおける企業行動憲章の実践状況―(2020.10.13)によると、前回調査の2018年度調査と比較して、
「経営への統合(ビジネス戦略にSDGsを組み込む)」の伸び率が4.2倍と最も高い。

 https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/098.html
 言葉を変えると、SDGsを中長期経営計画より先の、2030年からのダイナミックな
バッ
クキャスティングにより将来の在り方を経営に反映するところに来ている。
・アウトサイドインビジネスゲームも、ゴールの在り方の変革が求められている。
・今日はバージョンアップした「SDGsアウトサイドイン」を体験して頂きます。
 ご期待ください!

ゲーム開始―SDGsアウトサイドインの目的・SDGsが生まれた背景等 解説
 カードゲーム体験の前に、本ゲームの概要の説明がありました。

・本ゲームは企業のSDGs取組みに対してアプローチする力が非常に強いゲームです。
 企業の方々に体験頂き、SDGsの考え方を自社の事業に取り入れ、事業変革を起こしていく第一歩として頂くこと  を目的としています。
・具体的には、➀「SDGsの考えを事業活動に取り入れるにあたって必要となる視点・姿勢を、疑似体験を通して学ぶ。②企業として具体的にSDGsの取り組みを始める第一歩を踏み出す。
・気軽にリラックスしてゲームを楽しむ、そんなスタンスで参加して頂くことが、学び・気づきを最大化することにつながります。
・SDGsが生まれた背景は、人口増で地球環境の中でのヒト活動が占める割合がどんどん大きくなった結果、2013年時点で地球1.7個分を消費しているのです。(エコロジカルフットプリント)
・このような解決困難な課題に対してどのように取り組めばよいか、このことに指針を与えてくれたのが国連事務総長だったコフィ・アナンさんで、「世界の経営者たちが持つノウハウや資源なしでは国連の行動目標の多くは実現が困難なのです」とビジネスセクターに呼び掛けています。(1999年国連と民間企業の「グローバルコンパクト」を提唱。2000年10月ダボス会議で「国連グローバルコンパクト」を発表。)
・世界の経営者たち、すなわち力や知恵、ノウハウのある経営者たちに地球を守る、平等や平和を守る活動に参画してもらってはじめて持続可能な世界ができると呼びかけています。

 

▪このような思想のもとで、このアウトサイドインビジネスゲームは作られています。

・そしてSDGsという指標が設定されたことで、人々の意識にパラダイムシフトが生じています。その背景のもと、企業に生まれた機会がOutside-inの考え方です。

▪カードゲーム開始!
いよいよカードゲーム体験です。
開始にあたり、今までにない5つのゴールと、理念・事業方針、資産目標、目標事業数を設定してスタートしました。今回が初めての試みです。
チーム分け、画面の基本構成、ゲームの流れ、行動・交渉などの説明のあと、ゲーム開始。
「調査・検討タイム、行動タイム、決算」を1クールとして、前半、後半の2回にわたって行いました。

▪振り返り
振り返りでは、2つの問いが提示され、次のような気づきが共有されました。
1つめの問い
「ゲームを終えて感じている感想や気づいたこと、印象に残ったことは何でしょうか」

・事業を持続可能にするプロモーションの大切さを認識しました。
・アウトサイドインよりもプロダクトアウトの発想になってしまいました。
・資金交渉などリアルで面白かったですが、売上の多寡を競う発想は、そぐわなくなって
来たと思いました。
・企業理念に沿ったカードの組合せが大事だと思いました。
・内容がわからないままやっていたが、結果として事業が立ち上がり、社会貢献はできた
と思うが、企業としては成り立たなくなった。

2つ目の問い
「自身のチームから見て、最も優れていたと思うチームを1つ選んでください」
「自身がこの体験会で得られた一番の気づきは何でしょうか」

・売上の多寡ではなく、最も優れていたチームを話し合うという事は意外だった。
・自分たちのチームが目標に近かった。和気あいあいとやれました。
・どんどん組合せを試したチームが強かった。スピードも大事だと思いました。
・他チームへの投資という視点がまさに持続可能な社会への取り組みだと感じた。ゴール
が金額だけでなくなったことで、よりアウトサイドインの目指す世界が明確になった
と感じた。
・他企業に投資してともに生き残ろうとしたチームの共創の視点が素晴らしいと思いま
した。

▪ビジネスゲームのまとめ
メインファシリテーターの橋本さんから「ゲームの想いと得られる3つの気づき」の振り返りのあと、葉坂さんから次のまとめのお話がありました。

・今回は、企業に導入して頂くことを意識して、体験会をプログラムしました。
・参加された公認ファシリテーターの皆さまにも可能性を感じて頂けたらうれしいです。
・社会課題の勉強会やバックキャスティング、ビジョン設定などでSDGsと掛け算するとかいろいろな使い方があると理解して自社にあった取り組みに設計し活用してください。
・そしてこの奥には一人ひとりの生き方が問われていると実感しています。
・1回の参加にとどまらず、自分ごととして理解できるまで何回も体験して頂き、活かしていってください。
・また、さまざまな相談も大歓迎です。私たちで新しい扉を開けなければなりません。一緒に行動していきましょう!

▪最後に、テクニカルサポートにあたった渡辺徹さんから、「公認ファシリテーター養成講座」への参加案内などが行われ、終了しました。
(新しいSDGs アウトサイドイン・アカデミーサイト)
https://next.outside-in.jp/

参加された皆さま、アンケートへの詳細など、ご記入ありがとうございました!
頂きました貴重なご意見をもとにさらにプログラムを発展させていきます。

ご質問やご相談を頂きました皆さまには、個別に対応させて頂きます。

また公認ファシリテーターの皆さま、ご参加ありがとうございました。
SDGsアウトサイドインビジネスゲームを一層ご活用ください。

8月ご受講の皆さま、ほんとうにありがとうございました。

■今後の「体験会」・「養成講座」の開催はコチラからどうぞ。
公式ホームページ/https://outside-in.jp/events/
新しいSDGsアウトサイドイン・アカデミーサイト/https://next.outside-in.jp/