【運営事務局主催/実施レポート】2021年8月12日㈬・13日㈭「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム」公認ファシリテーター養成講座を開催しました!

【運営事務局主催/実施レポート】
2021年8月12日㈬・13日㈭「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム」公認ファシリテーター養成講座を開催しました!

8月養成講座「1日コース」1名、「2日コー」1名の公認ファシリテーターが誕生しました。

経団連の第2回企業行動憲章に関するアンケート調査結果―ウィズ・コロナにおける
企業行動憲章の実践状況―(2020.10.13)によると、前回調査の2018年度調査と比較して、
「経営への統合(ビジネス戦略にSDGsを組み込む)」の伸び率が4.2倍と最も高くなっています。
https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/098.html

SDGsをビジネス戦略に組み込むという「経営への統合」が4.2倍となり、着実に進んでい
ると記載されていますが、その詳細までは不明で、2030年、2050年、2100年へと持続可
能な企業のパーパス(存在意義)経営にまで踏み込んでいるのが気になるところです。

コフィ・アナンさんは、国連事務総長の就任初期に発表した「国連グローバルコンパク
ト」(1999年国連と民間企業の「グローバルコンパクト」を提唱。2000年10月ダボス会議で
「国連グローバルコンパクト」を発表。国連が直接企業と接点を持ち、国連と企業が対話する場を設けた。
「世界の経営者たちが持つノウハウや資源なしでは国連の行動目標の多くは実現が困難なのです」と
ビジネスセクターに呼び掛けました。
このような思想のもとで、このアウトサイドインビジネスゲームは作られています。
そしてSDGsという指標が設定されたことで、人々の意識にパラダイムシフトが生じてい
ます。その背景のもと、企業に生まれた機会がOutside-inの考え方です。

企業に生まれた機会であるOutside-inの考え方をもとに、企業の「経営への統合」を
ファシリテーターとして担うための学びが、この「公認ファシリテーター養成講座」です。
「1日コース」は、「カードゲーム」の使い方やルール説明が主なプログラムで、「2日コース」は、
それに加えてカードゲームの活かし方や、様々な「振り返り」のパターンを検討したり、
演習に取り組むことで自分らしさを活かしたファシリテーター像を描いていくプログラム構成となっています。

今回の受講者はお2人とも経営コンサルタントとして活躍されており、明確なテーマをもって参加されました。
はじめに運営主宰の葉坂さんから、「本来、8月はお休みにする予定でしたが、積極的な申し出があり、急遽開催しました」という旨のお話があり、「経営にフォーカスしたカードゲームの役割は何かを常に考えています」と。もともと「経営戦略におけるデザイン」をドメインとして、バックキャスティングで構想することに取り組んできているので、SDGsアウトサイドイン事業への取り組みはごく自然な流れであったことが話されました。
さらに、2019年にローンチしてから2年が過ぎ、世の中のリクエストが高度化してきていることから「ゴールを5つの経営のあり方で設定してみましたので、Willを重要視したご自身のやりたいゴール設定をして取り組んでみてください。カードゲームの面白さや深さがより実感できると思います」と新しいゲームの方向性が提示されました。

▪チェックインと自己紹介
参加動機は「今後社会課題に関わるプロジェクトに参画し、スキルを活かしていきたい」、「コンサルティング先の業界がSDGsに取り組まねばならないという時代の流れになってきている。オンラインでできることがありがたい」とのお話がありました。
皆さんの参加動機はそれぞれですが、「SDGsアウトサイドインカードゲーム」に求める役割は、企業のアウトサイドインを実現するための第一歩を踏み出すことにつなげること。ビジネスゲームを通して社会課題を本業で解決することを、ハードルを低くして学び、社員のみんなが共有し、それぞれの場所で実践していくことにあることを確認し合いました。

▪1日目「SDGs Outside-inカードゲーム編 ライトコース」
オンライン開催の留意点、制作背景・ビジネスゲームの効果、ファシリテーターの心構え、SDGsアウトサイドイン、SDGsアウトサイドインカードゲームのファシリテーターができること、カード準備と配布、ルール説明&デモンストレーション、ルール説明・カードさばきを学ぶ、振り返りのポイント、ワークショップのアイディア、1日目の振り返りまで、充実したプログラムを学び合いました。
お2人ともコンサルタントとして従事していることから、運営側も含めて質問やディカッションをしながら学びを深めていきました。コンサルタントとは世の中を引っ張っていく立ち位置。

「ライトコース」は1日コースですが、最後に「学びが多かった。ぜひ早くやってみたい。」、「SDGsアウトサイドインビジネスゲームに社内浸透時の可能性や取組みやすい面白さがある。ビジネスに活かし、持続可能性を追求したい」との感想を頂き、「ぜひ、様々な要素を掛け算していきましょう!」と締めくくりました。

▪2日目「SDGs Outside-inカードゲーム編 スタンダードコース」
2日目のプログラムは、「SDGs & ESG年表」と「未来をつくるための脱炭素年表」で時代の流れを現状把握、経営ビジョンとパーパス、アセットとソリューション、SDG Compassの企業導入ステップの理解、SDGsアウトサイドインの本質に迫る、公認ファシリテーターに望むこと等、意見交換を多く取り入れて本質に迫っていきました。

「SDGsアウトサイドインの本質に迫る力が問われている」では、「SDGsは行動が求められている。悩んでいる暇はない。なぜなら時間軸があるから」と、体験会や養成講座に参加された方々からの質問や要望、感想を具体例として取り上げ、ディスカッションしながら「成果を出すための回答」を導き出していきました。
その中で、原因と結果の法則や概念の衝突回避法などの思考方法を学び、SDGsを伝える人間として一人ひとりの生き方が問われていることを話し合いました。
「行動しよう!行動すれば必ず結果が現われる」、「アイディアが湧いてそこで終わると何もない。SDGsには2030年という時間軸がある」、「30秒のファシリテーション」とはこのことをお伝えしている、「ダイナミックに次元上昇するためには行動すること。小さなことでも行動すること。」等の考えを共有しました。

お1人の参加と特別ゲストを迎え、運営本部メンバー3人とともに様々なテーマを紐解き、1つずつ答えを導き出していき、この場だからこそ生み出せた価値を共有させていただきました。
ご受講、ありがとうございました!

まだ「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム」を体験されていない皆さま、SDGsを自分ごとにして行動するために、「体験会(ワークショップ)」に参加頂くことから始めませんか。
皆さまの受講を心からお待ちしております。

次回養成講座開催は、9月15日㈬・16日㈭ です。
■今後の「体験会」・「養成講座」の開催はコチラからどうぞ。
公式ホームページ/https://outside-in.jp/events/
新しいSDGsアウトサイドイン・アカデミーサイト/https://next.outside-in.jp/