【運営事務局主催/実施レポート】2月17日(水)「SDGs アウトサイドインビジネスゲーム」オンライン版体験会を開催しました!

皆さんこんにちは!SDGsアウトサイドイン運営事務局です。
2月17日開催しました「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム体験会』の様子をレポートします。

今回は、初登壇の今田大介さんがファシリテーター、テクニカルサポートは渡辺徹さんが担当、9名の皆さまが参加されました。
スタートは5つのチームがブレイクアウトルームに分かれ、チームごとに、どこから参加しているかや、参加目的、ゲーム体験への期待などをお話し合いました。

<体験会開催の目的>
はじめに今田さんより、SDGs アウトサイドインビジネスゲームの『目的とゴール』の共有そして『今日は、こんな思いで参加して頂きたい』と、2点の説明がなされました。

1点目は、SDGs の考えを事業活動に取り入れるにあたって、必要となる視点・姿勢を、
ゲームを通じて体験し、学んでいただきたい。

2点目は、企業として具体的に SDGs の取り組みをどのように始めるか。私たちの現実の
場面で第一歩を踏み出すには、こういうやり方があるのではないか、と感じていただきたい、
と。
因みに今田さんは、有名企業や自治体でのSDGs導入実績が多く、特に企業による社会との共有価値の創造(CSV)を通じて、社会におよぼす影響力が重要とのソーシャルインパクトの見地から、SDGsを企業や組織に導入するには、このビジネスゲームを通じて、早く理解し、期待を持って学べ、且つメンタルモデルにまで迫れることから、多くの方々に勧めてくださっており、その熱意とともに、ゆっくり、丁寧にお話しいただきました。

<SDGs Outside-in について>
SDGs の概要と生まれた背景についての説明、そして「私たちは解決困難な課題に直面しており、『世界の経営者たちが持つノウハウや資源なしでは国連の行動目標の多くは実現が困難である』と掲げたSDGsは国連の要請である…」ことを参加者全員で共有しました。
また、ジェンダー平等は、全てのゴールに関係があること。大きな社会課題は一人の100歩では解決できない、100人が1歩ずつ進んで行くこと。それがさらに、100人の2歩、3歩となれば良いのではないか」とのお話を興味深くお聞きしました。
さらに、本ゲームの名称として使用している「Outside-in」の考え方についても特に重要な視点であると強調されました。
「Outside-in」という言葉は SDGs への貢献を企業が行うためのガイダンスである「SDG コンパス」(持続可能な開発のための世界経済人会議が 2016 年 3 月作成。)に記されていること。 Outsideからのアプローチ、すなわち、社会課題を解決することが、企業の価値を高めることにつながることという学びです。

<SDGs Outside-in ゲームとは>
新たな事業を創造し、社会に価値を産み出すために必要な考え方(=アウトサイドイン)を、体験を通じて学ぶことを目的としたビジネスシミュレーションであることを共有しました。

<カードゲーム開始!結果発表>
ゲームの全体概要、それぞれのカードの説明を経て、各チームに分かれゲーム開始!社会課題を解決しながら、同時になるべく多くの利益を得ることがポイントです。
いよいよ結果発表です。
同じような状況でスタートしましたが、大きな違いが生まれています。

<結果の違いから学ぶ>
なぜこのような違いが生まれたのでしょうか。
新事業創造の機会は、2期。チームメンバーと一緒に、考え、観察し、未来につながる洞察を試みるのが“振り返り”です。ゲーム終了後、再びブレイクアウトルームでメンバーと共に、チームで十分取組みできたことや、より良い成果を生むためにどう行動すればよかったか振り返りました。このプロセスを通じて社会課題に対する向き合い方、自社の資産やノウハウの活用方法などの気づきを得たようです。

<皆さまから、たくさんの感想や気づきの声が上がりました!>
体験会を通して参加された皆さまから貴重なご意見、感想を頂戴しました。
その一端を紹介しましょう。
・チームのコミュニケーションがうまくいった。
・プロモーションがうまくいかなかった。
・ビジネスとして、スピード感も大事だと思いました。
・他チームとのアセット、ソリューションカードの交渉で、自社利益のため貸したくなくても、社会課題だと思うと相手の企業も応援したくなりました。
・組合せに不安があっても、やってみると成功しました。また、逆もありました。
・思いついたらやってみる、チャレンジが大事だ。
・オンラインではなく、対面で、もう一度チャレンジしたい。

各チームからの振り返りのあと、今田さんから、特に「『Outside-in』の本質である社会課題を起点に進めること、ゲーム体験での気付きが実際のリアルの場だったらどうするか考えていくこと、が必要とのお話があり、また、SDGsOutside-inについて本質的、且つ丁寧な説明と、現実の社会へ置き換えていくことの必要性を、ご自身の経験も交えてお話しいただいたことで、より参加者の理解が深まりました。

企業経営に SDGs 導入が求められている今、「Outside-in」すなわち社会課題に取り組む方法を体験的に学べる SDGs アウトサイドインビジネスゲーム体験会。
ぜひ、皆さまの受講をお待ちいたしております!

今後の体験会及び養成講座の開催日程は次の通りです。

<今後の体験会/養成講座のご案内>
https://outside-in.jp/events/