【運営事務局主催/実施レポート】 2021年1月23日(土)・24日(日)「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム」 公認ファシリテーター養成講座を開催しました!

2021年最初の公認ファシリテーター養成講座を、1月23日・24日の2日間コースで開催しました。
受講者12名様(女性3名・男性9名)をお迎えし、沖縄から北海道まで、志が重なる皆さまとともに、10時にスタートしました。今回のメインファシリテーターは、渡辺さんで、亀井さん、橋本さんが各パートを担当しました。テクニカルサポートは橋本さん、渡辺さんです。
今回も感動あふれる、充実した2日間となりました。その様子をレポートしました。


《1日目》
渡辺さんから2日間のプログラム説明のあと、本養成講座開催責任者の葉坂さんから、開会のあいさつとして、学んでいただきたいテーマ、「30秒のファシリテーション」が提示されました。SDGsアウトサイドインの推進者、実践者として根っこの部分を今日明日確認したいとのメッセージです。受講した方々だけが実感・体得できるテーマだと言えます。

・次にチェックイン。

グループで、そして全体でと、2日間にかける思い、SDGsへの思いなどを紹介しました。

「本質的な学びをしたい」
「SDGs推進者を増やしたい」
「途上国への支援を考えていきたい」
「オンラインでできるカードゲームを推進したい」
「中小企業者のSDGsを推進したい」等々、

これからの2日間の充実度が予想される、熱いスタートとなりました。

・亀井さんから、「制作の背景とビジネスゲームの効果」について。

アウトサイドインビジネスゲームの狙い、形になるまで、実施する意義、ゲーム型研修の効果についてレクチャーがありました。
テーマごとにチャットで感想や意見を交換する方法で展開し、毎回「全員参加」で講座が成り立っていることを実感できる時間の積み重ねです。

「カードゲームはあくまでツールで、それを使うことを通じで自分に向き合い、自分の言葉で語る、・・・ことの大事さを改めて感じました」

「ビジネスゲームが作られた背景を重く受け止めました。まずは自分がしっかり考えること、そして行動することを真剣に実践していかねば」

「カードゲームで得た学びを行動にしていけるよう、ファシリテーション技術を身に着けていきます」等々、

それぞれの思いが書き込まれていきます。

・1日目午後は、「ファシリテーターの心構え」からスタートです。

公認ファシリテーターとは。必要なことは、産み出したいもの、問題はどうすれば解決されるのか、チェックインの意義、意見が出ない原因等々、座学で要所要所を抑えていきました。そして「SDGs・アウトサイドイン」について。「生まれた背景」、「Outside-inは企業に生まれた機会」、「事業創造の概念」を理解し、「本ゲームのファシリテーターができること」を共有しました。

・次に橋本さんのファシリテーションで、「カード準備と配布」について。

福井さんによる動画を交えて、それぞれがカードキットを目の前に広げて説明が行われました。カードを深く理解することに詳細に取り組みました。
「オンライン版利用案内」、「ルール説明」などを経て、1日目の最後のプログラムは、
「振り返りのポイント」。
「あり得ないじゃないかを、あり得る、に変えていくのがこのゲームの価値ではないか」とすごい意見が生み出されました!素晴らしいですね!!

《2日目》

・はじめにチェックイン。

その後、葉坂さんから「アウトサイドインの本質に迫る」です。テーマは「30秒のファシリテーション」。東日本大震災で出会った70代の1人の社会起業家の10年にわたる行動と実現したことの紹介のあと、葉坂さんからある「問いかけ」がありました。それにグループで「解」を導き、発表し合いました。それぞれのグループの発表から、「本質」に迫っていくというものです。そこから、現象と本質、変容と変革、リーダーシップ等について考えて頂きました。
どんな事を学ばれたか、グループごとに話し合い、意見発表が行われました。受講された皆さんにとって重要な時間となりました。

在311大地震當天,海嘯捲起的巨浪幾乎把整個仙台機場淹沒。美聯社
東日本大震災直後の仙台国際空港

仙台国際空港0
現在の仙台国際空港

・午後は、「メンタルモデルについて」、「ワークショップのアイディア」、「強制発想マトリクス試行」とそれぞれ重要なプログラムへの取り組みです。

強制発想マトリクスの試行は、社会課題を解決するため、アウトサイドインの考え方で事業を生みだすための1つの方法で、提示されてテーマに3グループに分かれて取り組み・発表しました。それぞれ独自性があり、実現可能性まで踏み込む場面もありました。

亀井さんから、「多くのタネを出すという使い方、その1つを具現化するためという使い方もある。柔軟に活用してみましょう」とコメントがありました。そして最後のプログラム「メンタルモデルに取り組む」の時間です。

メンタルモデルとは何か。うまくいかない時、行き詰まりを感じた時、自分を振り返り、自己検証し、見直し、行動を起こしていくことがそれぞれの自己変革の始まりとの考えのもと、亀井さんのファシリテーションで提示された2つのテーマに取り組みました。

《2日間の振り返りと認定証授与》

充実した時間の連続を経て、最後の振り返りと認定証授与の時間となりました。
ひとり一人振り返りの言葉を話し、葉坂さんからエアで認定証のお渡し。皆さんから次のような有難い言葉を頂きました。

・学びはここで止めない。
・ファシリテーター同士、リアルで会います。
・単なるカードゲームのファシリテーターと思っていたが、制作の思い、それぞれの考え方、自分自身への気づきを頂けて大変有意義でした。
・今日はスタートで、学び資格を頂いただけですので、これから自分の言葉で語ります。
・私は行動で軸足を変える2歩進みたい。
・本当に感動した。もっともっと精進して頑張りたい。

最後に全員で1枚の写真に納まって、2日間の養成講座を終えました。
皆さま、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました!
これからもよろしくお願いいたします。