【運営事務局主催/実施レポート】 12月8日(火)・9日(水)「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム」 公認ファシリテーター養成講座を開催しました!

12月8日(火)、9日(水)の2日間にわたって、今年最後のオンライン版養成講座を開催しました。
受講の皆様は7名様(男性3名、女性4名)、運営を含めると沖縄県石垣市から宮城県仙台市までの参加者となりました。

《1日目:午前》
開始のあいさつ
今回のメインファシリテーターは渡辺さんで、亀井さん、中西さん、橋本さんが各パートを担当、テクニカルサポートは栗原さんです。この2日間の内容説明のあと、開催責任者の葉坂さんからあいさつがありました。カードゲームを作ったきっかけは東日本大震災時に1人の人生の先輩との出会いだったこと。振り返りにこそ、一人ひとりの価値観や物事の深め方が求められる。より深い振り返りをしてほしいなどと話されました。キーワードは「30秒のファシリテーション」、そして「自分自身の存在意義の確認」。単に手法を学んで自分は答えを持っていないという行動では、皆さんの講座を受講される皆さんに対して失礼なので、そこに迫って頂きたいとのメッセージがありました。

自己紹介のあと、亀井さんから「ファシリテーターの心構え」についてお話がありました。組織の成功循環モデルの説明から、ファシリテーションでは参加者に快=安全・安心の提供を意識すること等など、ぞれぞれチャットで気づきや感想を共有しながら進んでいきました。

次に制作の背景についての説明があり、アウトサイドインビジネスゲームは「SDGsに関しての理解は深まった。具体的に一歩を踏み出したい」という主として企業向けに産みだされたビジネスゲームであることを確認し、本ゲームが生み出された背景からSDGsは未来地図であることを共有しました。
続いて、「SDGs Outside-in ビジネスゲーム」の狙いの説明がありました。

狙いは、次の通り。
① すべての事業者に訪れる新たな事業機会について学ぶことができる
② 自社/自分自身がアウトサイド・インを実現するために保有しているピース/必要なピースを知る機会を知る
③ アウトサイド・インを実現するための第一歩を踏み出すことにつなげる
受講後の変化のBefore Afterを確認したあとは、ゲーム型研修は、4つの学習スタイルをミックスして効果を生み出していることを理解しました。

《1日目:午後》
養成講座を受講し、公認ファシリテーターとして認定後にできることの説明がなされたあと、「カード準備と配布」について。開催日前に資料とともに受講の皆さんの手元に届いている「カードキット」の封を開けてカードのチェックが行われました。すべてのカードの確認のあとは、カードをじっくり見ることに取組みました。1枚1枚のカードから現実世界が見えてきます。
「オンライン版にふれる」、「ルール説明とデモンストレーション」は動画を適時はさんで
説明があり、カードさばきの練習、リアル版とオンライン版の違い、振り返りのポイントと続きました。なかでも振り返りの重要性が強調されました。
「ルール説明とデモンストレーション」で、実際にゲームに取り組みながらの気づきはそれぞれで、その内容を共有しながら学びを深めていきました。7つの振り返りの技術はすべて示唆に富むものばかりです。
さらに社会課題が可視化されているアウトサイド・インビジネスゲームを通して、自分で問いを立てる力を身に着けていくことが重要であることが示されました。

《2日目:午前》
「アウトサイドインの本質に迫る」
2日目の午前は「アウトサイドインの本質に迫る」のテーマからスタート。講師は本事業の責任者の葉坂さんです。「現象から本質に迫るということを一緒に考えましょう。そして着実に階段をのぼって頂きたい」と促され、ある“テーマ”が出されました。
グループに分かれてさっそく話し合い。それぞれ答えを導き出して発表。その過程で、「現象と本質」の意味について一人ひとりが気づいていきました。貴重な学びでした。

「強制マトリクスの試行と振り返りに取り組む」
次は、自分のアセットと興味・関心のあるSDGsゴールを組み合わせ、ソリューションの要素を+αして考え、新事業を創出するプログラムへの挑戦です。一人ひとりのアセットをどのように活かして社会を変えていくか、というテーマへのチャレンジ。社会課題を解決するために、アウトサイドインの考え方で導き出すトレーニングです。オンラインではありますが、皆さんの表情からテンションがグングン上がってきていることが伝わってきました。
「メンタルモデルに取り組む」
いよいよ最後のプログラムです。それぞれの価値観や考え方=メンタルモデルを見直していくトレーニングで、結果新しい行動や変化を生み出す、すなわち行動変容、変革へとつながる気づきを体感していきました。

「2日間の振り返り」
2日間の講座を経て、皆さんから貴重な振り返りの意見を頂きました。いくつか紹介させていただきます。
・たくさん刺激を受けた。パワフルさを感じました。
・ビジネス向けだったからアウトサイドイン養成講座を受講した。第1歩を生み出しました!
・オンラインでの開催でしたが、リアルでも会いたいですね!
・楽しく、安心して取り組めました。カードの奥にある本質を常に考えて取り組まねばならないと思った。
・オンラインでできたことに感謝しています。
・こんなにすばらしいアウトサイド・イン。やれそうだと思いました。
・受講する前は少し敷居が高いというイメージだったので、広報をしっかりやってください。
・本質を追い続けることが自分の道。答えをもつことの重要性を学びました。
・カードを見て丁寧に作られているので、驚きと感動を覚えた。
・ファシリテーターとして力をつけていくには学ぶことも大切だが、アウトプットしていくことで力がつくと思う。
・気楽な気持ちで始まったが、大変なところに足を踏み入れていたと気づいた。
・アウトサイドインビジネスゲームが生まれた思いを伺って自分の視点が変わりました。
様々な場面と場所でやっていきたい。
・何においても本質が大事との言葉は説得力があり、迷わず行動できる。
・ワークをすることで自分で気づかなかった自分の思考のくせに気づけてフラットな状態で取り組むことを意識したい。
・知らせる、知ってもらう、広めることが大事だと気づきました。

皆さま、お疲れ様でした。
そして本当にありがとうございました。
新しい公認ファシリテーターの皆さまと、同志としてさらに深い縁を築いていけますよう、まい進していきます。
心がつながるコミュニケーションをとってまいりましょう!
よろしくお願いいたします。ありがとうございます。