【運営事務局主催/実施レポート】 9月28日(月)・29日(火) 「SDGsアウトサイドインビジネスゲーム」 公認ファシリテーター養成講座を開催しました!

皆さま、こんにちは。SDGsアウトサイドイン事務局です。
コロナ禍により3月1日の実施以来、6カ月目となる9月28日・29日にオンラインによる
養成講座を開催することができました。
その様子を紹介します。

<2日間にわたっての開催>
◎1日目
メインファシリテーターは亀井直人さん、サブファシリテーターは中西將之さん。
2日目の「SDGsアウトサイドインの本質に迫る」を、本事業責任者の葉坂廣次さんが担当しました。
今までの開催と大きく違うのは、2日間の開催となったことです。
両日とも10:00~18:00まで。1日目の夜は20:00~自由参加の「ダイアログタイム」。
はじめに、亀井さんから「2日間の開催ははじめてです。カリキュラムも増え、オンライン版にも触れます。2日間を経て、自分自身の文脈にして頂ければと思います。」との話がありました。
続いて、開発者あいさつとして葉坂さんから「今日は“守破離”の“守”。基本を習得して頂きます。明日は“破”。カードゲームを核とした皆さんの考えのもとのビジネスゲームを構築していっていただきたい」と続きました。

 

<グループチェックイン・全体でチェックイン>
リアルでの開催で得られる“仲間感”がどうしても薄くなるオンラインでの開催ですが、事前に頂戴し、共有していた全員分の受講者名簿を各自が手元に置いて自己紹介をして頂きました。

<ファシリテーターの心構え>
はじめに、座学でファシリテーターのあり方について学びました。ファシリテーターとしての心構え、チェックインの効果、よいファシリテーションの一歩は参加者に快(≒安全・安心)の提供を意識すること。快・不快のコミュニケーションにはどんなものがあるか、確認しました。均等に話していただく。少ない人数から入って大きい人数へ。いくつかファシリテーションの型を持ち、目的によって採用するなどがポイントであることが示されました。
氷山モデルの理解も重要なポイントです。

<カード準備と配布>
基本的な説明のあと、社会課題カード49枚をそれぞれがテーブルに並べて俯瞰してみることにトライし、“気になった2枚”を選び、ブレイクアウトルームで意見交換を行いました。続けて、社会課題カードの49番目について、事務局より詳細な説明を伺い、共有しました。

<オンライン版にふれる>
リアル版とオンライン版の違い、管理者機能、利用者機能などを確認したあと、質疑応答では具体的な質問がたくさん出されました。

<振り返りのポイント>
振り返りの技術では、傾聴の技術を高めるためのあり方や、場で起きたことを大切にすることなどが示されました。
そして、「自分自身のメンタルモデルに気づく」演習を行いました。

<イブニングダイアログタイム>
はじめてのプログラム、「イブニングダイアログ」の時間です。自由参加で数人が集まりました。はじめに、インストラクションがあり、それぞれの夢から始まり、自社の取り組みや今後取り組んでいきたいことなどを思い思いにお話しいただき、感想や意見が交わされました。三々五々に解散するこの対話の機会は、ファシリテーター同士がつないでいくネットワークが生まれる可能性を感じました。

◎2日目
2日目は「守破離」の「破」の時間。「守」が基本・基礎を学ぶ時間とすると、「破」は独自に工夫する。試行錯誤しながら自分流のスタイルにチャレンジするための学びのプログラムです。
<SDGsアウトサイドインの本質に迫る>
その1つ目が「SDGsアウトサイドインの本質に迫る」です。本事業の運営責任者・葉坂廣次さんから、本ビジネスゲーム構想のきっかけとなったお2人の社会起業家からSDGsアウトサイドインの本質を学ぼうと紹介されました。さらに、“昨日までの自分を捨てて、まっさらになって自分を構築していきましょう“とのメッセージがありました。
終了後、ブレイクアウトルームに分かれての意見交換。“ずっしりと重みがあった。”、“自分がファシリテートをするとき自分の言葉で語れるか。難しさを感じるが学ばなければならない”、“壮大すぎて自分事と捉えられなかった”などの意見が聞かれました。

<メンタルモデルに取り組む>
ワークショップのアイディア、強制発想マトリクス試行に続いて、「破」の新しいカリキュラム、「メンタルモデルに取り組む」の時間です。ファシリテーターは亀井さん。“うまくいかなかったと感じたところ”をテーマにして、取り組み、メンタルモデルがあるという視点で対応することが大事であることを体感していただきました。

<2日間の振り返り・認定式>
2日間の振り返りと認定式が同時に行われ、ひとり一人の感想ののちに葉坂さんからコメントと共に認定証の授与が行われました。
振り返りについては亀井さんから、“観察したこと、感じたこと、興味深かったこと、今日何かを決めたとしたら、決めたのはどんなことか”との投げかけがあり、“今日からだな”、“熱量の高い時間だった”、“ワクワクして終えることができた”などの意見が交わされました。
そしてそれぞれの感想に対して、葉坂さんから熱いメッセージ。“一歩ではなく、二歩進んでみよう。軸足が変わる”、“”普通の人は明日からと言いがちだが、皆さんは今から、今日からと話している。素晴らしい“、”運営事務局はいつでもオープンですよ“と、和気あいあいとした雰囲気で終了しました。