【実施レポート】第8回SDGsアウトサイドインファシリテーター養成講座 オンラインで開催しました! 2020年6月10日(水)、11日(木)

SDGsアウトサイドイン公認ファシリテーター、

新たに9名の皆さまが仲間に!

 

SDGsにおけるアウトサイドイン・ビジネスアプローチは、社会課題の解決を起点にしたビジネス創出を意味し、公式文書SDGコンパスに記載されている公式用語です。

SDGsアウトサイドイン・カードゲームはこの考えのもと、「SDGs×ビジネス」という、企業セクター向けとして、世界をより良い方向に変えていくツールとして開発されました。

 6月10日(水)・11日(木)に、4月25日・26日に続いて2回目となるオンラインによる養成講座が、9名の受講生の皆さまによって開催されました。開催時間は1日目が19時から21時30分まで。2日目が9時から18時15分まででした。4月の開催を経てより検討を重ね、トータル時間は1時間増えましたが、タイムスケジュールが変更され、負担なくプログラムが進行されました。

 メインファシリテーターは中西さん、サブファシリテーターに亀井さん、動画での参加は福井さん、テクニカルサポーター橋本さん、そしてワークショップのアイディア「強制マトリックス発想法」の担当は竹田さんと、ベストメンバーでの開催となりました。

 

 

<1日目>

・受講者名簿を各々が作成し、受講前に皆んなで共有。

 リアルでお目にかかれないので、4月開催からプログラム化したのが受講者名簿の事前共有です。皆さんに、ひと言メッセージや専門分野、プロフィールを書いて頂き、それを手許に置いて、オンラインでの自己紹介に臨んで頂きました。

・「SDGsアウトサイドインカードゲームのできるまで」の説明。

 事業開発責任者の葉坂さんから、アウトサイドインカードゲームができるまでを詳細にお話し頂きました。そこで示されたのが、「あなたは未来のために何ができますか?」という問い。カードキットの随所にデザインされている、地球が白く抜かれているピースは自分を意味し、その自分が(社会課題を)埋めるという意識で行動していきましょうというメッセージで、地球と人間の未来を確かなものにするために、そして、持続可能な社会をつくるために、共に行動していきましょうと。

・ブレイクアウトルームで、さらに詳細な自己紹介会話。

 その後、運営メンバーを含み3グループに分かれ、SDGsとの出会い、最近感じていること、この先追いかけていきたいテーマ等について、自由に語り合いました。

 

“企業が中期経営計画にSDGsを入れる。今までと少し取組が違うかなと感じている”

“何かを探している中でアウトサイドインカードゲームを知り、これや!と思った”

“ヨーロッパのものづくりはリサイクルを含めてものづくりだが、日本はものづくりにリサイクル以降のことをあまり考えてこなかった”

“自分が学んで発信していくことが一番推進になる。最後までプレイヤーでありたい”

“アクションを起こしながら、周囲を巻き込みながらやっていきたい”

“コロナだからこそ何ができることはないかという発想がなかなか出てこないが考えていきたい”

 

など、受講者の皆さん多様な課題意識をもってお話しいただきました。

 

<2日目>

・同期にはどんな方々がいて、どんな問題意識をもって参加されたか、十分に共有、リラックスし、いよいよ2日目。

「ファシリテーターの心構え」から始まり、「製作の背景」、「SDGs Outside-inカードゲームのファシリテーターができること」について理解頂きました。

皆さんからはチャットに次々と書き込まれ、会話しながらと同じような展開は、リズムが生まれ、全員参加を実感できるコミュニケーション方法だと実感しました。

 

・次は「カード準備と配布」。ぞれぞれが自分の場所で、目の前にカードを並べ、福井さんによる動画に導かれ、学んでいきました。各カードの持つ意味、チーム運営の方法、カード配布準備を順に理解していきました。

 

・「社会課題」カードに目を通し、ブレイクアウトルームに分かれ、それぞれ自身が気になったカードを取り上げ、意見交換を行いました。

 

・2日目の午後はルール説明とデモンストレーションから。「ルール説明」、「カードさばきの練習」について動画で学習。この動画はファシリテーターが練習のために使うもので、体験会では使用しないことを確認しました。チャットで質問が適時に寄せられ、それを解いていくことで理解を深めていきました。

 

・そして「振り返りのパターン」へ。SDGsの認知度の傾向と、活用パターンについて把握しました。需要なポイントです。さらに「振り返りの技術」で、さまざまな方法のメリット・デメリットを確認しました。

 

・次にワークショップのアイディアです。「Outside-in マトリクス」を使って新事業を産み出すワークショップの開始です。竹田さんがファシリテーターとして加わり、レクチャーの後、3グループに分かれて取り組み、各グループの発表です。それぞれグループメンバーの独自性を活かした発表となりました。

 

・葉坂さんからのメッセージ「30秒のファシリテーション」と「認定証」のお渡し。 

 

 内容の濃い、充実した講座もいよいよ終盤です。事業開発責任者の葉坂さんから「30秒のファシリテーション」というテーマで締めくくりのお話がありました。私たちに想定外はなく、常に緊急事態の意識をもつとすれば、公認ファシリテーターはどのように臨みますかという問いかけで、ファシリテーションという手法でも様々な課題に各自が答えをもっておきたい問いかけであると思いました。そして認定証をお渡し(エアー)致しました。

 

・チェックアウトの時間が来ました。

“ご縁っていいな”

“オンラインならではのよさを体感しました”

“正解はないと理解したので思うように進めていきたい”

“行動してよかった”

“このあと何かしなきゃ”

との感想を頂いて終了しました。

 

皆さま、お疲れさまでした!