【第6回】日経新聞「アジアで働く」から学ぶアウトサイドイン事例【アウトサイドイン・アイ】

みなさま、こんにちは!アウトサイドインカードゲーム運営事務局です!

アウトサイドイン・アイでは、皆様の

『SDGsってどんなことなんだろう?』

『SDGsのビジネスにおける具体的な活動、つまりアウトサイドインってどんなもの?』

といった疑問にお応えすべく、我々が注目したweb上の記事を皆様にお届けします!

今回は、日経新聞 から

日経新聞「アジアで働く」から学ぶアウトサイドイン事例です!

 


日本経済新聞に、「アジアで働く」と題して、アジアで活躍する若者の姿が9回にわたって紹介された。

「若者の海外離れが進んでいるというが本当なのだろうか」が、特集が組まれた理由だ。

掲載は2月10日から2月20日まで。まだまだ伸び盛りのアジアにビジネスチャンスを求め、そこを仕事場と定めて挑戦する姿はSDGsアウトサイドイン事例でもある。

9人の登場人物は、その国のどんな社会課題を事業機会と捉え、何を自身のアセットと定め、どんな新事業を生み出し活動しているのか。その姿からは、起業の志や、新事業の切り口、訪れる危機に対しての解決策などを学び取ることができる。

 

日本経済新聞「アジアで働く」

https://r.nikkei.com/stories/topic_DF_TH_20020301

 

  • ストーリー1

挑戦する日本人の第一人者でありたい。

日本に戻る気はない トップ営業マン、アジアで起業

感想/

マーケティング支援事業・エニーマインドグループ(シンガポール)を創業した十河宏輔さん(32歳)。

社員の採用方法がとにかくユニークで迅速だ。会社員時代、ベトナム現地法人設立に取り組んだ際、公開されている経歴を見てこれはと思う相手にビジネスSNS「リンクトイン」で片っ端からメッセージを送り、100人以上と面接。「起業する場合でも、最初から高成長を達成するには、どんな初期チームを作るかがすごく重要。優秀な初期メンバーを採用できたことが成功の決め手だったかな」と言っている。しかし、壁にぶつかったのも人の問題。その際学んだ解決策も参考になる。

 

  • ストーリー2

ミャンマー宅配 制すは自転車

ミャンマーでグラブに挑む30歳 商社辞め自転車宅配

感想/

ミャンマー・ヤンゴンで「Hi-So(ハイソー=配送)」を展開する高田健太さん(30歳)。

サービス開始は28歳の2018年12月。ヤンゴンの急速な肥大化と慢性的な交通渋滞で物流が停滞という社会課題に対して、「即時配送」を掲げ、独自の配送システムを構築し、配送時間の1~2時間短縮を実現。しかし起業して間もなく試練が訪れる。一緒に働く優秀な若者3人を雇ったが、全員が1か月で辞めた。その対応を経て「波(トラブル)を乗りこなしていくことが楽しいと思えるようになった」と言っている。脅威は大手の配車サービス企業の進出だが、それに対応するため展開したプロモーションで配送件数を月5割ペースで拡大。典型的なミャンマー人の名前をとったミャンマーネームでブログを展開し、フォローワー17万人とファン層を広げている。東南アジア在住の日本人投資家らによる出資を受けて、さらに攻める方針だという。

 

  • ストーリー3

人生の設計図はつくれない

船上で磨いた度胸と会話力 フィリピンで語学スクール

感想/

フィリピンで語学スクール「ブリリアントグループ」を経営する高橋吉昭さん。

受講費用は米国留学の3分の1程度。英語を教えるのはフィリピン人社員。フィリピン人の海外での仕事と言えば、メイドやベビーシッターなど低賃金の職種ばかりというなかで、彼らにもチャンスをあげたいし、現地の仲間と事業を拡げていきたいというのが高橋さんの思いだ。

 

  • ストーリー4

日本企業は「保守的」

辞めた外交官 韓国で夢に挑戦「後悔はない」

感想/

高度人材の日本への就職支援を行う「シャングリラ」代表の西山洸さん(29歳)。

それぞれの国ごとに人物評価も採用慣行も大きく異なる。両国の関係も大きく影響する。待遇の面でもギャップがある。考え方や文化の差にも影響される。しかし、国と国を結ぶ事業には、避けては通れないテーマが常に付きまとう。人々が互いの国に深く入り込めば、次々と新たな課題や需要が生まれるはずだ。そこに着地し、打開していくのが起業家スピリットだ。

 

  • ストーリー5

貧困の解決策はフィンテック

フィリピンの貧困家族を支えた28歳営業マン

感想/

フィンテックで社会課題を解決するグローバルモビリティサービス(GMS)の「トライシクル」事業を担当する中嶋一将さん(28歳)。

2014年4月、GMSの創業メンバー・中嶋さんの最初の仕事はフィリンピンでの市場調査。1年弱で2000人のトライシクル運転手を訪ね、ヒアリングし、これをもとに事業の詳細を練り、翌15年9月にサービスを開始した。トライシクル運転手らが加盟する組合の賛同を得ることをはじめ、10か月に及ぶ交渉の末、フィリンピン国内銀行3位の金融機関の協力を得ることを実現。熱意が人の心を動かした事例だ。

 

 

  • ストーリー6

リスクを取って海に飛び込む

心折れた「意識高い系転職4回で行き着いたインド

感想/

農業支援のスタートアップ「SAgri(サグリ)」(兵庫県丹波市)のインド法人で働く永田賢さん(30歳)。

13億人の6割が農村部で暮らすが、困窮は深刻で、自殺する農業従事者は年間1万2000人超。この社会課題解決に対応した農作物収穫量予測し、そのデータをもとに信用力の低い小規模農家も融資を受けられる事業モデルを構築し、州の政府高官に面会してサービス内容を説明、事業を具現化していく。目指すのは、リスクを取って最初に海に飛び込む「ファーストペンギンとして、最高の成功を収めたい。」との意思が伝わる。

 

  • ストーリー7

「日本人」を強みに変える

タイでミシュランの星獲得 日本人パティシエの探究心

感想/

タイ・バンコクで2020年版ミシュランガイドでタイで唯一、一つ星を獲得した、パティシエ星野早紀さん(33歳)。80%のタイ食材と、20%の海外食材使用のレストラン「80/20」をタイ人の夫と経営。さらに2020年1月には、ナムプリックの専門店・定食屋「KROK(クロック)」を開店した。「80/20」は1人3,000バーツ(約1万円)だが、「KROK」は、100~200バーツ(約350円から700円)。「できるだけタイの食材を使いたい。それがタイの農家や漁師を支えることにもつながる」と、夢を形にし続ける日本人だ。

 

  • ストーリー8

28歳で起業

「人生そんなに長くない」アフリカからミャンマーへ

感想/

自分の存在意義を求めてアフリカへ。その後、単身ミャンマーに渡り、家事代行会社HerBEST(ハーベスト)を起業した村上由里子さん(32歳)。

「ハウスキーピングのノウハウを貧困層の雇用機会につなげる」という構想を胸にミャンマーに渡った。「最初はテレビや冷蔵庫を買ってモノが増えていったが、次第に子どもの教育にどうお金を使うかに関心が向いてきた」給料日の社員面談でそんな相談をしてくれるのがうれしいと語る村上さん。自らの汗がもたらした幸福のひと時だ。

 

  • ストーリー9

あす死ぬなら何がしたいか

オバマ氏が太鼓判 マレーシアでキャリア支援

感想/

マレーシア・クアラルンプールの人材開発スタートアップ「アンナハル」を創業した白幡香純さん(34歳)。キャリア開発プログラムで、社会的に弱い立場にある若者のキャリア開発や人材育成を手掛けることに情熱を燃やす。パティシエ育成プログラムでは、わざわざ日本人のパティシエを講師に呼び、菓子作りの基本から原価計算、値段の決め方まで教える。そのプログラムは彼らが自立しても経営が成り立つようにとの思いがくみ取れ、より具体的で現実的だ。


 

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